大学校及び設置科 九州職業能力開発大学校 附属川内職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 アナログ回路実習、ディジタル回路実習、マイクロコンピュータ工学実習、電子回路設計製作実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

電子回路技術、電子回路基板設計・製作技術、コンピュータプログラミング技術

製作の目的と概要

東日本大震災を機に再生可能エネルギーの使用や、省エネルギーに関心を持つ人が多くなりました。授業で学習したことを応用し、実生活に役立つ製品を製作したいと考え、使用電力の「見える化」を行える装置の製作を行うこととしました。
本課題では、コンセントに差し込まれたプラグを流れる電流を測り、測定値を離れた場所にあるパソコンへ送り、測定結果を表示することで使用電力の「見える化」を実現します。

★技能・技術習得目標:
電子回路設計、電子回路基板設計及びコンピュータプログラム技術を習得します。

成果

交流電流センサ及びZigBee®無線モジュールを組み込んだ電流測定コンセント及び受信装置を製作しました。データの送信は10秒間隔で行うようにし、測定に係るエネルギーにも考慮しました。
受信したデータをコンピュータで処理し、電流及び電力を表示できるようにしました。消費電力は、電圧を100Vとして計算をしたもので、無効電力は考慮できていません。

★アピールポイント:
九州ポリテックビジョンにて成果発表及び製作物の展示を行いました。
電流測定コンセントの製作(H24)の画像1
図1 電流測定コンセント
電流測定コンセントの製作(H24)の画像2
図2 測定結果表示画面