大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 生産データベースシステム構築課題実習、生産ネットワークシステム構築課題実習、電子回路装置設計製作課題実習、マイコン制御装置設計製作課題実習
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

データベース構築、Java(TM)言語によるGUIプログラミング、Android(TM) GUIプログラミング、IP電話システム、センサ回路作成、特定小電力無線による通信

製作の目的と概要

近年普及が進んでいるAndroid(TM)端末を利用して、日常業務の記録、緊急時のIP通信等ヘルパー業務軽減用アプリケーションを作成しました。
介護対象者の事故が発生しやすいトイレを4種類の赤外線センサでセンシングし、管理サーバに状況を送ります。
睡眠時の無呼吸症を検出するため、赤外光と赤色光の吸光度を比較しSO2(酸素飽和度)をログに残します。
★技能・技術習得目標:
Android(TM)を利用したデータベースアプリケション作成します。IPによる電話機能を接続する。赤外線等のセンサ回路技術を習得します。特定小電力無線による通信技術を習得します。

成果

・Android(TM)端末を使用し、日常バイタル情報をデータベースに直接入力できます。
・通常業務を集計し、介護報酬請求のための一連のシステムを構築しました。
・IP電話を利用し、グループ通話機能や緊急時の早期対応のため画像通信を可能としました。
・焦電型赤外センサ、透過型赤外センサ、反射型赤外センサ、サーモパイルを想定される障害発生状況に
合わせて使用し、管理サーバに情報を送信しました。
  ・赤外光と赤色光の吸光度を比較し、特定小電力無線を利用してSO2値をロギングできました。

★アピールポイント:
・現在のAndroid(TM) OSは、スマートフォンの中心であるが、タプレット端末にも対応しており、業務システムの今後の形となると思います。
・誤判断を防ぐため、複数のセンサからの結果を統合して判断できます。
・無呼吸検出センサは睡眠時に着用するため、特定小電力無線を利用しました。
ヘルパー支援管理システムの開発(H24)の画像1
図1 業務データ入力画面
ヘルパー支援管理システムの開発(H24)の画像2
図2 無呼吸センサ
ヘルパー支援管理システムの開発(H24)の画像3
図3 トイレセンサ