大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械力学、材料力学、アナログ電子回路、ディジタル電子回路、センサ回路、プログラミング、ネットワークシステム、インタフェース設計、安全衛生
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

アナログ電子回路、ディジタル電子回路、センサ回路、ディジタル通信、プログラミング、安全衛生、ネットワークシステム、インタフェース設計、生産管理システム構築

製作の目的と概要

リサイクルされる資源ごみのなかで、特に回収率の低い PET ボトルに注目し、その圧縮機を開発して人々への啓発を促すことをコンセプトとして取り組みました。開発した「PET ボトル自動圧縮機」は PET ボトルだけを判別して圧縮し、回収することができます。この実習においては、機械系・電子系・情報系の学生が協力して取り組みました。その際、目的を達成するために、調査・企画、設計・製作、評価の検討を随時行ってきました。また、リサイクルの啓発につながるアイデアを捻出して圧縮機へ搭載しました。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、環境問題に対する考え方と機械工学、電気・電子工学および情報工学を応用した製品開発技術を習得します。

成果

挿入機構と減容・排出機構を設計・製作し、PET ボトルのみを検出して圧縮できるようにしました。音声案内とディスプレイの表示によってリサイクル意識向上の啓発活動となると考えられます。
★アピールポイント:
PET ボトルを自動的に圧縮してリサイクルを促す圧縮機が開発しました。
PETボトル自動圧縮機(H24)の画像1
図1 自動圧縮機外観
PETボトル自動圧縮機(H24)の画像2
図2 システム構成
PETボトル自動圧縮機(H24)の画像3
図3 回収された PET ボトルの累計