大学校及び設置科 中国職業能力開発大学校 附属福山職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 アナログ回路実習、ディジタル回路実習、電子回路設計製作実習、組込みソフトウェア応用実習、組込み機器製作実習、プログラミング実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

組込みプログラミング技術、機械工作技術、基板設計技術、基板製造技術、サーボモーター制御技術、センサー技術、2個のマイコンによる連携制御技術

製作の目的と概要

 近年ロボットは、介護ロボットや2足歩行ロボットなど様々な会社で、積極的に開発が行われており、ロボット開発は日本の重要な技術となっています、その上でロボット開発技術者の育成は急務となっています。本課題では、ロボット競技を通して、ロボット開発技術者の育成を目的としています。さらに競技での成績が具体的な数値として評価されるため、より目標が明確になります。
★技能・技術習得目標:
 課題を通して、サーボモーターの制御技術、ロボットを制御するためのマイコン組込みプログラミング技術、ロボットを製作する機械加工技術、ラインのトレースや、坂道を検出するセンサー技術を習得します。

成果

 中国職業能力開発大学校のポリテックビジョンで多足歩行ロボット競技に参加しました。結果は入賞することはできませんでしたが、坂道や金網の障害物はクリアーすることができました。また、白いラインをトレースして歩行しますが、競技コースの道を外れることもありませんでした。ただ歩行速度が遅すぎたのが敗退の原因です。
★アピールポイント:
 多足方向ロボットは4足歩行ロボットを製作し、足の動作はサーボモーターで制御しています。坂道
 の状態はセンサーで検出し、制御を変えています。歩行動作に特徴があり、動きで楽しめます。
競技用多足歩行ロボットの製作(H25)の画像1
図1 多足歩行ロボット
競技用多足歩行ロボットの製作(H25)の画像2
図2 ハードウェア構成図
競技用多足歩行ロボットの製作(H25)の画像3
図3 競技コース