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課題の要約
木育に関わる木製遊具の制作 〜エイトワル×Gym〜(H25)
大学校及び設置科
四国職業能力開発大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
建築構法、建築設計実習?、建築設計実習?、建築施工実習?、施工図実習?、建築生産実習、安全衛生工学
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
建築構法、図面作成技術、パース作成技術、木材加工技術、木材組立技術、安全衛生
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
現在、住環境の変化やプラスチック製品の普及により、木製品が生活の中から著しく減少しています。さらにそれと連動するようにインターネットや家庭用ゲーム機の普及や室内で遊ぶ時間の増加などによって、木とふれあう機会の減少、また体力の低下が問題視されています。こういったことから、「触れる」「創る」「知る」の3つの活動で木材に対する認識を高めることを目的とし活動している「木育」という取組みに着目しました。今回は、その中でも木育の最初のステップである「触れる活動」に絞り活動することとし、子供たちが気軽に木に触れて、木に包まれることで木の良さや温もりを感じてもらいたいと考え、身近な場所でも楽しめる大規模な木製遊具を制作しました。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、現在の木材に対する問題点や課題を知り、木育という活動を通じてその解決のために必要な知識を身に付けます。また、自分たちで考えた構造物を図面やパースに起こし、様々な道具を使用して形にする技能・技術を習得します。
成果
室内のイベントや幼稚園等で使用でき、子供たちが体を使って遊ぶことができる大規模遊具として、エイトワル×Gym(木製ジャングルジム)を制作しました。制作したエイトワル×Gymは、香川県が主催する木育フェアや当校が主催するもの作りフェスタ展示し、200人以上の子供たちに遊んでもらいました。その際、保護者から200件以上のアンケートを取り、好評を得ました。本年度の目的である「子供たちが気軽に木に触れて、木に包まれることで木の良さや温もりを感じてもらえ、身近な場所でも楽しめる大規模な木製遊具の制作」に関しては達成できたと考えます。
★アピールポイント:
組立にボルトを使用しているため、解体時の損傷・劣化が少なく何度も使用できます。また、従来のジャングルジムに比べ動線の複雑化や用途の多様化が検討されているため、幅広い年齢層の子供たちに遊んでもらうことが可能です。
図1 平面図(左) 図2 パース(右)
図3 完成写真
図4 イベント風景
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