大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 建築構法、建築材料?・?、構造力学?・?、建築法規
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

コンクリート構造物の劣化診断技術の概要、コンクリート構造の耐震診断技術の概要

製作の目的と概要

 沖縄の鉄筋コンクリート構造物の耐震補強の現状を調査し、その結果から問題点を整理することと、一般的な耐震補強方法をわかりやすくまとめた耐震補強模型教材を作成することを目的としました。

★技能・技術習得目標:
 課題を通して、コンクリート構造物の劣化診断技術や耐震診断技術の概要を習得します。

成果

 沖縄の公共コンクリート構造物の耐震補強数と耐震補強方法の現状について、ヒアリング調査を通して把握できました。また、耐震補強模型教材は、一般的な耐震補強方法の種類が判る建築模型とその概要をまとめたデータを作成しました。
★アピールポイント:
 建築模型は、建物の横に概要表と連動させたスイッチを設置し、ボタンを押すとランプが光り一目で耐震補強の位置が分かるように工夫しました。また、外側補強の部分は写真1のように外壁の部分を作り、実際の補強物と近い表現としました。次に、データシートは、耐震の種類・耐震性能・県内公共建築物の施工実績などのデータを表示しました。また、概要部分に特長・適用範囲・メリット・デメリットなどの詳細な情報が分かるように工夫しています。
沖縄のRC構造物の耐震補強に関する現状調査及び模型教材の作成(H25)の画像1
写真1 耐震補強教材模型の背面
沖縄のRC構造物の耐震補強に関する現状調査及び模型教材の作成(H25)の画像2
図1 データシートのレイアウト