会員メニュー(データ配信サービス)
会員メニュー(会員管理)
お問い合わせ・FAQ
リンク集
サイトマップ
アクセスマップ
文字サイズ
小
中
大
HOME
センターの紹介
調査研究
技能と技術
報文誌・年報・
その他の刊行物
統計・事例
データベース
(職業能力開発支援情報)
トップ
>
データベース(職業能力開発支援情報)
>
専門課程・応用課程課題情報検索
>
課題情報を検索する
>
課題の要約
弓曳童子(ゆみひきどうじ)の製作(H26)
大学校及び設置科
近畿職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
機機械加工実習、数値制御加工実習?・?、CAD実習?・?、機械設計製図、機械要素設計
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
機械加工応用技術、カム設計、CAD/CAM技術
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
弓曳童子は、江戸時代に製作されたからくり人形の中で最高傑作といわれています。ぜんまいを動力源として矢立てにセットされた矢を弓で順に的に向かって放つ巧妙な動作は7枚のカムなどの機構により実現されており、日本機械学会の「機械遺産」にも認定されています。我々は、人形師が復元した弓曳童子の写真や動画を参考にその仕組みを理解し、同様の仕組みの弓曳童子を機械加工により製作することしました。
★技能・技術習得目標:
実習を通して、設計・機械加工・組立・調整・検査・評価・改善・報告までの「ものづくり」に係る一連の工程を習得することで、実務に適応する技能・技術を身につけます。
成果
江戸時代に田中久重により製作された弓曳童子とほぼ同じ動作のからくり人形の製作ができました。動作の要となるカムの製作は、タイミングチャートをもとに設計したモデルから3Dプリンタによる試作を行い、組付け後に動作検証を行いました。この作業を繰り返し、形状を修正してできたモデルをワイヤーカット放電加工機によりアルミ合金を加工して完成しました。また、アルミ製による重量増加に対応するためにかなりの設計変更を行いました。
★アピールポイント:
製作した弓曳童子は当初、まともな動作ができませんでしたが、その都度グループ全体で問題点を解明し改良を繰り返し、目的の動作を実現することができました。
その成果により近畿ポリテクビジョンの作品展示の部門で表彰されました。
図1 弓曳童子の組立図
図2 完成した弓曳童子
図3 試作したカム
ページのトップに戻る