大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 専門課程、応用課程の授業科目すべて
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

複合技術による製品開発にかかる知識・技能・技術のすべて

製作の目的と概要

 小学校の学習指導要領では楽器演奏が必修とされています。リコーダーは楽器の授業で演奏する機会の多い楽器です。授業でリコーダーを取り扱う場合、大勢の生徒に対して音楽教師一人で指導を行います。しかし、生徒一人ひとりに指導するには限界があります。このことから、音楽教師が生徒に対して指導する際の支援用にリコーダー自動演奏装置の開発を行いました。
★技能・技術習得目標:
実際の学校現場の問題点を課題として捉え、課題の解決方法を模索し、開発プロセス、プロジェクトマネジメントをベースに開発を行います。今まで習得した各科の技能・技術を複合し、未修得の技術も含めて製品開発のノウハウ全般を習得します。

成果

 精度に問題はあるものの当初予定の仕様を充足した。小学校の音楽教師との意見交換会も実施し、好評を得た。学生としても社会とのつながりある製品開発を課題として体験し、外部評価されることでの達成感があった。
★アピールポイント:
・小学校教師等の専門家からの好評
・タブレットPCの画面に表示される楽譜や運指を見ながら演奏できる。
・演奏の修得度に合わせて、伴奏のテンポを変えることができる。
・装置(ソプラノリコーダー又はアルトリコーダー)とアンサンブル演奏ができる。
リコーダー自動演奏装置の開発(H26)の画像1
図1 システム構成図
リコーダー自動演奏装置の開発(H26)の画像2
図2 演奏部