大学校及び設置科 中国職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 セキュアシステム設計、CAM実習、通信プロトコル実装実習、セキュアシステム構築実習、組込みシステム構築実習、生産管理システム構築実習、生産データベース構築実習、電子回路技術、電子装置設計製作実習、創造的開発技法
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

CAD/CAM技術、データベース構築技術、プリント基板製作技術、マイコンプログラミング技術、C#プログラミング技術、WebAPIプログラミング技術、プレゼンテーション技術

製作の目的と概要

 飲食業界では現在、従業員の長時間労働が社会問題となっています。商品の在庫管理・発注は手作業で行われており、従業員の負担となっていることから在庫の管理と商品の発注を自動で行うシステムの開発を目的としました。実際には家庭の冷蔵庫でのペットボトル飲料水の管理をプロトタイプとして開発を行いました
★技能・技術習得目標:
 開発を通して、複合した技能・技術及びその活用能力を習得しました。具体的には、WebAPIを使用したクラウドとの連携技術、センサと通信モジュールを制御するマイコンプログラミン及び回路設計製作技術、センサ取得データと在庫管理のためのデータベース構築技術、一連の成果を発表するためのプレゼンテーション技術の習得を目標としています。

成果

 「第5回 Device2Cloudコンテスト」の予選では本システムの企画案とプレゼンの動画を提出し予選通過を果たし、決勝戦では開発した自動発注システムのプロトタイプを持参しプレゼンを行い見事優勝しました。
★アピールポイント:
 決勝戦ではプレゼンとデモを通して開発した自動発注システムを十分に売り込めたと思います。技術的な評価のポイントとしては、クラウド連携をうまく行っただけではなく、GUIのデザインや3Dプリンタを用いて製作したケースも評価が高かったと思います。企画案としても、冷蔵庫に限らず幅広い応用ができることがアピールポイントだったと思われます。[参考HP] D2Cコンテスト http://www.d2c-con.com/ MONOistコラム http://urx2.nu/gYuM
組込みとクラウドを活用したシステムの開発(H26)の画像1
図1 システム概要
組込みとクラウドを活用したシステムの開発(H26)の画像2
図2 成果物の外観
組込みとクラウドを活用したシステムの開発(H26)の画像3
図3 D2Cコンテスト優勝の表彰写真