大学校及び設置科 北陸職業能力開発大学校 附属石川職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 情報通信工学、センサ工学、インターフェース製作実習、他
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

LAN構築技術、プログラミング技術、センサ回路技術、アナログ回路技術等

製作の目的と概要

 学生たちの考えとしては、「世の中に役立つもの便利になるもの」,「身近なもの」という2つのテーマがあり、これらを包括するものとして、スマートフォンで電源操作をする装置を製作することを目的としました。
★技能・技術習得目標:
今回の課題の関連知識として、ネットワークの知識、LinuxOS?の知識、制御プログラミング、ホームページ用のJavaScript?、DC5V電源からAC100Vを操作するための電圧変換回路等、幅広い技術習得ができることを目標としました。また、チームを組んで課題に取り組むため、チームワーク、プレゼンテーション能力の向上も目標としました。

成果

 時間の関係、知識量の問題もあり模擬家屋で実際に使用されているスイッチ・コンセント・電気配線を用いた実験は行っていません。しかし、照明機器をネットワークにつないで点灯させるシステムを構築し、実際にAC100Vで動作する装置を製作しました。これにより、基本的には上記技術目標は達成したと考えられます。
 今回は電気の関わらないところでの作業も多く、木材を加工するための機器の操作、木材塗装、図面を書くためのCAD等、学生の頭を悩ます課題も多くありました。この結果、ものをつくるという事は分野ごとの知識だけではなく幅広い知識を持つ必要があることを学生が学ぶことができたのは大きな成果でした。
★アピールポイント:
 実際に使用できるものを考えまして、ミニチュアの家屋はアパートの図面を参考にして作っています。また照明の操作は、家屋の図面を出し、必要な個所をタッチ操作することで点灯できるようにしています。
電源管理と通信(H26)の画像1
図1 構成図
電源管理と通信(H26)の画像2
図2 ミニチュアの家
電源管理と通信(H26)の画像3
図3 電球点灯実験