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課題の要約
待庵内装再現(H18)
大学校及び設置科
職業能力開発総合大学校 小平キャンパス インテリア科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
建築施工、インテリア施工、建築施工実習、インテリア施工実習
課題に取り組む推奨段階
仕上工法技術習得後
課題によって養成する知識、技能・技術
茶室、湿式仕上、在来軸組工法
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
卒業研究のテーマを決めるにあたって、インテリア科の授業の中で説明を受けた待庵の2畳という無駄のない極限の空間に興味を持っていたことや今まで実習で学んだ、木材の加工や左官の技術を生かしたもの作りをしたいことから待庵の内装再現をすることとしました。
この課題では、茶室建築の特徴とその施工法を理解することとこれまでの実習で習得した内装工事や左官の技術を活かして、茶室の内装を行うことにより、施工技能の向上を目指すことを目的としました。
本課題では、待庵など茶室建築の設計者である千利休についての調査をおこない、待庵の制作を始めました。
制作方法は、既存の図面を参考にしながら、自分たちの持つ施工技術で施工可能な手法を考えて、本物の待庵の内部空間に近づけるように工夫し、各種図面の作成から仕上げ工事まで行いました。
成果
この課題で実際の待庵と内法寸法が同一である内部空間を再現することができました。
写真1、2を比較するとわかるように、待庵の古さまで再現することはできませんでしたが、空間の広さや、竹や付け柱などの飾りは上手く再現することができたと考えます。
待庵を再現してみると、2畳の狭い空間は確かに広く感じられ、特に床の間のところや掛け込み天井は、しゃがんで入ったときに圧迫感を感じさせない作りになっていることが分かりました。
この課題を完成することで、茶室の構造やおさまり、さらにはその施工法まで理解することができました。また、図面を描く能力や、施工の技能が最初の段階から、より向上し、作業能率を向上させることができました。
写真1:実際の待庵
図2:待庵再現
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