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課題の要約
汎用インバータを活用した省エネシステムの製作(H26)
大学校及び設置科
中国職業能力開発大学校 附属福山職業能力開発短期大学校 電気エネルギー制御科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
シーケンス制御、電気機器実験、電力管理、CAD実習、制御盤製作実習
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
PLC制御技術、タッチパネル活用技術、インバータ利用技術、ポンプ技術、給水配管技術
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
ビル・工場などでは数多くの電動機が稼働しており、事業所の電力使用に占める割合は50%以上です。その中でも設備に必ずあるポンプ・ファンなどの出力は、理論上、回転数の3乗に比例します。そのため、汎用インバータの速度制御により大幅な省エネ効果が見込めます。
本製作では、ポンプの流量制御にインバータを活用した場合に、従来のバルブ制御と比べ省エネ効果が見込めるか、実験的に検討するためのシステムを製作しました。
★技能・技術習得目標:
汎用インバータを活用した省エネシステムの製作を通じて、制御システムの設計・製作及び組立・調整技術などの総合的な実践力を身につけるとともに、汎用インバータ制御技術、ファン・ポンプなどの省エネ対策技術、PLC技術、タッチパネル、制御盤製作技術を身につけます。
成果
タッチパネルの操作により、ポンプの制御が行え、ポンプの稼働状況をシリアル通信によりPLCに取込み、タッチパネルに表示することができました。
★アピールポイント:
製作物を使用したバルブ制御とインバータ制御の比較実験が行え、インバータを活用したポンプの流量制御では理論通りの結果が出たことから、さらに改良を加えることで省エネ対策に関わる実験装置としても利用できると考えられます。
図1 製作したシステム全体
図2 バルブ制御とインバータ制御の比較実験結果
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