大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 ◆機械技術 機械設計、機械加工、自動化機器 ◆電気・電子技術 FA制御、センサ応用技術、アクチュエータ技術 ◆情報技術
課題に取り組む推奨段階 ◆機械技術 機械設計、機械加工、自動化機器の技能技術習得後 ◆電気・電子技術 シーケンス制御、マイコン技術、プログラミング技術などを習得した段階 ◆情報技術
課題によって養成する知識、技能・技術

◆機械技術 自動機の開発を通して、設計、製作及び組立・調整等の総合的な実践力を身に付ける ◆電気・電子技術 電子回路設計技術、制御システム設計技術 ◆情報技術

製作の目的と概要

 本テーマは、沖縄県内企業からの依頼を受け、ロール状になった絶縁紙の切断・結束を自動で行うシステムの開発に取り組みました。開発に際しては、各アクチュエータの特性を利用した一連の動作により、如何に切断長さを精度良くおこなえるか、またコンパクト設計をおこなうことを目指しました。

成果

 開発したシステムは、ロール状の絶縁紙をセットした後、指定寸法での切断、設定枚数での整列・結束・搬出を自動で行うシステムです。システムの機能は、40mm、90mmの2種類の切断長さを選択し、その切断枚数と結束の束数を設定することが可能であり、再度設定するまでその記録を保持します。
 また、結束には輪ゴムを使用します。
 なお、切断長さの精度は±1mm以内、本体は一人で持ち運べる大きさ及び、質量としています。

 サイズ 260×740×500mm
 質量  約30kg
絶縁紙自動切断システムの開発(H18)の画像1
写真1 絶縁紙 (未加工時)
絶縁紙自動切断システムの開発(H18)の画像2
写真2 絶縁紙 (切断・結束後)
絶縁紙自動切断システムの開発(H18)の画像3
写真3 システム全体