大学校及び設置科 北海道職業能力開発大学校 建築科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 建築計画??、 建築製図、 設計演習、生産工学、都市計画、構造計画
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

都市防災計画、アンケート作成能力、プレゼン能力(模型作成・図面作成・発表資料)

製作の目的と概要

 3.11での被害が非常に大きかった岩手県陸前高田市に焦点を当て、陸前高田市の将来あるべき姿を想定し、そのために必要な整備を行い、都市を適正に発展させようとするための復興計画が最大の目的です。
★技能・技術習得目標:
 駅や集合住宅のゾーニング・動線計画・機能理解、公園設計、都市計画、被災地のためこれからの防災計画の知識の習得を行います。また、アンケートをもとに設計を行うためアンケートの作成方法および散々する集計から結果抽出・分析方法の習得が必要不可欠となります。現地調査も行います。アンケートや現地調査から設計にフィードバックできるものの抽出する技能の習得も目標です。現地調査やアンケート依頼など多くの地域の方々との連携があるので、マネージメント能力、コミュニケーション能力の向上や習得も目的となります。

成果

 1.日本建築学会北海道支部 短大・高専・専門学校部門 銅賞
 2.平成26年総合制作成果物表彰 優秀賞
 3.第12回北海道ポリテックビジョンものづくり大賞受賞
 4.2014年度 OASIS加盟校「研究・調査支援奨学金」授与
「Vectorworks? 教育シンポジウム2015」にて本作を発表します。
★アピールポイント:
 一年間の作業内容,スケジュール管理,設計内容のほとんどを学生が主で行いました。4団体に依頼した結果24件の「アンケート調査結果」及び現地調査での「現地の被災状況の把握」並びに「地形観察」等を実施した上で都市計画・地区計画・建築計画をした本作はものづくりに於ける一連のプロセスを経て成した成果物です。都市を復興させる上でのプロセスを,上記を交えながら成した本作の完成度は非常に高い。
Infinite possibility of the RIKUZENTAKATA  ?3.11の教訓を活かした陸前高田市都市復興計画?(H26)の画像1
図1 ランドマーク構想
Infinite possibility of the RIKUZENTAKATA  ?3.11の教訓を活かした陸前高田市都市復興計画?(H26)の画像2
図2 陸前高田都市構想
Infinite possibility of the RIKUZENTAKATA  ?3.11の教訓を活かした陸前高田市都市復興計画?(H26)の画像3
図3 新陸前高田駅舎