大学校及び設置科 北陸職業能力開発大学校 附属新潟職業能力開発短期大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 建築構法、構造力学演習、建築施工?、建築施工実習(?・?)、インテリア施工実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

建築大工技術、住宅設計技術、建築設計CAD、規矩術、施工管理

製作の目的と概要

 木造住宅の構造・施工を取り巻く現状をみると、各種工事を専門業者に依頼して行うため、設計図書の作成や、建築工事についても学生が建築物の工事について全体を把握しにくくなっています。本総合制作課題では木造在来軸組構法を用いた縮尺1/2の2階建て住宅模型の制作を通して、住宅の設計、見積り・積算、部材加工、組立などの大工技術、施工管理(安全管理、材料管理、工程管理)等の木造住宅設計から加工・組立てまでの一貫性のある技術を身に付けることを目的にしています。
★技能・技術習得目標:
 課題を通して木造住宅の設計技術、構造図面の作成、および屋根形式に応じた大工技術、作業中の建築施工管理技術を習得します。

成果

 2階建て構造模型をつくるにあたり建築施工管理を行い、1月のオープンキャンパスには完成しました。在来軸組構法の特徴である解体・組立てが可能であるため、オープンキャンパスなどの体験授業において、木造住宅の建て方を体験できる授業を展開できる。また、その時に使用する建て方のマニュアルを作成し、オープンキャンパス参加者への教科書として、また後輩学生も引き継いで体験授業が担当できるようにしました。
★アピールポイント:
 オープンキャンパスの時に、制作した1/2住宅模型を使い住宅の建て方についての体験授業を学生が担当することにより、建築の魅力をオープンキャンパス参加者に伝える授業を展開しました。
在来軸組構法による1/2住宅模型の制作(H26)の画像1
図1 鳥瞰図
在来軸組構法による1/2住宅模型の制作(H26)の画像2
図2 写真