木造伝統的工法の良さとは ?石場建て工法の施工性と免震性能の検証?(H26)
大学校及び設置科 |
近畿職業能力開発大学校 建築施工システム技術科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
木質構造施工・施工管理課題実習、内装施工実習、施工実験 |
課題に取り組む推奨段階 |
応用課程2年 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
木造住宅施工技術、木造住宅施工管理技術 |
製作の目的と概要
木造の伝統工法は、古くから継承されてきた日本固有の文化です。ところが、時代の変化に伴い、その施工件数は激減し、廃れていく一途を辿っています。しかしながら、古くから伝えられる「大工技能」は、これからの木造建築にも必要不可欠であり、伝統工法は途絶えさせることなく技能伝承することが求められます。
本課題は、実際に伝統工法を用いた模擬家屋製作を通じ、伝統工法の良さを実証し、このまま途絶えることなく技能伝承させることを目指します。また、伝統工法のひとつの特徴である『石場立て基礎』について、振動実験を行い、伝統工法の弱点といわれる耐震性能を確認します。
★技能・技術習得目標:
古くから伝承されている大工技能についての知識を習得し、建築大工の技能伝承問題を考察します。また、振動台を用いた振動実験を行い、建物の耐震性能に関する分析手法を習得します。