マルチカメラを用いたLive Viewシステムの開発(H27)
大学校及び設置科 |
四国職業能力開発大学校 附属高知職業能力開発短期大学校 電子情報技術科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
組込みソフトウェア基礎実習、データ構造・アルゴリズム実習、情報通信工学実習 |
課題に取り組む推奨段階 |
専門課程2年 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
プログラミング技術 |
製作の目的と概要
複数のカメラを用いたマルチビューシステムは近年、自動車を車庫入れする時に自動車の真上から見ているような視点でクルマの周囲を確認できるシステムに用いられるなど、注目されている技術です。本課題では、Android Studio?を用いて作成したアプリケーションをAndroid?搭載のタブレット端末にインストールして使用します。タブレット端末が向いている方向を内蔵されている加速度センサー等を利用して読み取り、その方向に合った映像を全方位360度カメラから取得してタブレット端末に映し出します。開発期間を2年と設定し、今年度は取得した映像をタブレット端末に映し出すまでを目標とします。
★技能・技術習得目標:
Android?アプリ開発を通して、プログラミング技術の向上を図ります。
成果
高知職業能力開発短期大学校キャンパス内の教室において動作の検証を行い、以下2点を確認できました。タブレット端末が取得したライブ映像の画像を図2に示します。
・作成したアプリケーション内に組み込んだ動画の再生をタブレット端末で確認
・ローカルネットワークにおいて、360度カメラで取得したライブ映像をタブレット端末で確認
★アピールポイント:
本システムが開発されることにより、テレビのスポーツ中継において競技場にいるかのようなライブ感を体験できる番組を制作することが可能となります。
図1.システムの概要
図2.タブレット端末が取得したライブ映像の画像