大学校及び設置科 九州職業能力開発大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 組込みソフトウェア基礎実習、データ構造・アルゴリズム実習、インターフェース製作実習、移動体通信技術、組込みオペレーティングシステム、情報通信工学実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

組込みプログラミング技術、インターフェースの設計・製作、画像処理技術、組込みソフトウェア構築技術、無線通信プログラミング技術、シリアル通信プログラミング技術

製作の目的と概要

 手の動きだけでコンピュータ処理を行うシステムがあると、離れた場所での操作やガラス越しの操作等により、何も触れずに操作ができるようなシステムが実現することを検証するために取り組みました。持ち運びが可能なため必要な時に必要な場所に設置することにより、あらゆる分野に適応できるシステムとして期待されます。本実習では、タッチレスインターフェースの設計からプログラムの実装によるシステム化を行い、検証を目的としました。
★技能・技術習得目標:
多少離れたところからの手の動きをカメラから認識させるために、ステムの構築・制作は、その動きを認識する画像処理およびソフトウェアを考えることで、これまで学習してきた内容に対し、よりいっそうの技能・技術の習得ができると同時に、企画・開発力も合わせて身につけることを目標としました。

成果

モニターにWebカメラを取り付けて、システムを構築することにより実現化が図れました。また、現在のノートパソコン等はカメラが内臓されていますので、それも検証できました。高性能のカメラを利用することにより、動作の認識度が高まると考えられます。
★アピールポイント:
手の動きだけでコンピュータ処理を行うシステムとして、タッチレスインターフェースの制作を行い、グー、チョキ、パーのジェスチャーの動きで、コンピュータ処理ができることから、九州ブロックポリテックビジョンの作品展示において、子どもから大人まで大勢の人に手を触れていただき高評価を頂きました。
タッチレスインターフェースの制作(H27)の画像1
図1 システム概要
タッチレスインターフェースの制作(H27)の画像2
図2 システムモードの選択
タッチレスインターフェースの制作(H27)の画像3
図3 Web音声検索