教材ID |
112 |
教材作成者名 |
長尾 孝一 |
教材作成日 |
1997-09-01 |
改訂情報 |
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ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
情報・通信系 |
業種名 |
情報サービス業 |
職務名 |
開発生産 |
職務構成名 |
プログラム開発 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
機械技術者 |
【記入者】
【教材のねらい】
ここでは2冊の教科書 「ザ TURBO C 」(サイエンス社、戸川隼人著)、「数値計算」 (東京電機大出版、片桐重延著)を使って数値計算法のセミナーを行う場合のサブテキストを与えている。
数値計算法を必要とする受講生には、次のような2とおりの場合がある。つまり、C言語を理解しているが、数学的な部分についての理解を勉強したいと考えている場合と、Fortran、Basic 等のプログラミングで数値計算を以前に勉強しているが、C言語を勉強してはいないので、C言語でもう一度勉強し直したいと考える場合がある。
理工系の技術者で年輩の受講生の場合、大学での計算機の実習等はFortranで行われているので、後者のような需要が非常に多い。実際、我々のセミナーでも受講者のほとんどがこのような形の理工系出身の技術者の方であった。
しかしながら、能力開発セミナーカリキュラムモデル(I904-005-3)では、受講生として、前者のC言語を理解し、その上で数学的な部分についての理解を勉強したいと考えている場合 を想定して作られている。よってここでは、カリキュラムモデルとは異なりが生じるが、後者のFortran、Basic 等のプログラミングで数値計算を以前に勉強しているが、C言語を勉強してはいないので、C言語でもう一度勉強し直したいと考える場合 を想定して、前半でテキスト「ザ TURBO C」、を文法書として使ってC言語の基本を復習する。
また、素因数分解、Euclidの互助法と言った数学的なプログラムを練習例の一部として与え、数値計算例を与えている。
後半では テキスト「数値計算」を使ってC言語の数値計算を勉強する。ここでは、このテキストでは、数値計算の様々な例について、アルゴリズムのフローチャートとそのBasicでのプログラムが与えられている。よって、セミナーではまず黒板で、数値計算の数学的なポイントについて解説をし、そのフローチャートを解説し、これを受講生の方にC言語のプログラムにコーディングしてもらう形式をとる。
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【内容】
(a) C言語の復習
1.初歩の問題 (2h)
2.条件処理、繰り返し処理 (2h)
3.今までの応用プログラム (Taylor展開、Euclid互助法、素因数分解) (4h)
4 .配列 (4h)
(b) 数値計算のC言語でのコーディング例
1.Newton法で方程式を解く (1h)
2.行列の積と吐き出し法で逆行列を求める (4h)
3.ホーナー法で多項式の値を計算する (1h)
4.Taylor展開で初等関数の値を計算する (1h)
5.多項式の組み立て除法 (1h)
6.Lagrandre 補完公式 (2h)
7.Euler 法で微分方程式を解く (1h)
8.Runge Kutta 法で微分方程式を解く (1h)
9.Simpson 法で定積分を計算する (1h)
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【作者名】
【教材作成年月日】
【セミナー時間数】
【体系図での位置】
業種名:情報サービス系
職 務:開発生産
職務構成名:プログラム開発
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【レベル表示】
【セミナー対象者】
【教材形態】
1.開発形態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:技術技能取得型
3.教材の種類:テキストの補助教材
4.補助教材:
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【参考文献】
1. C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 (技術評論社、河西朝雄著)
2. 新C言語入門 ビギナー編 (ソフトバンク、林 晴比古著)
3. 新C言語入門 シニア編 (ソフトバンク、林 晴比古著)
4. ザ 数値計算リテラシー (サイエンス社、戸川隼人著)
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