【教　材　名　称】パソコンＣＡＤ／ＣＡＭ技術

　

【記　　入　　者】黒木　猛，所属：高度職業能力開発促進センター

　

【教材のねらい】

　ＮＣデータを作成する道具の一つとして、パソコンＣＡＤ／ＣＡＭシステムが用いられている。これからパソコンＣＡＤ／ＣＡＭシステムを導入しようと考えている人が、能力開発セミナーを受講する際、ソフトそのものの使い方に苦労し、本来のＣＡＤ／ＣＡＭシステムの流れが理解できないようでは受講生にとって有益とはいえない。

　そこで、本教材（テキスト）は、基本操作からＮＣデータの作成および切削シュミレーションまでについて多くの図を使用し、作業の流れが分かるようにした「手順書」的なものとし、講義の中でＣＡＤ／ＣＡＭのポイントに時間をかけて解説することにした。

　

【内容】

１．ＳｕｒｆＣＡＭの基本操作

　1-1．SurfCAMの起動

　1-2．SurfCAMの終了

　1-3．既存ファイルの読み込み

　1-4．画面の操作

　1-5．ファイルの保存

２．ＳｕｒｆＣＡＭの作業手順

　2-1．図形の作成

　2-2．加工要素の指定

　2-3．工具情報の設定

　2-4．加工材およびプログラム情報の設定

　2-5．ＮＣデータを出力する前のチェック

　2-6．ポスト処理

　2-7．ＮＣデータのチェック

　2-8．まとめ

３．実習１（ＮＣデータの作成と切削シミュレーション）

　3-1．図形の作成および作業前の準備

　3-2．ＩＮＣファイルの作成

　3-3．ＩＮＣファイルの結合

　3-4．ＩＮＣファイルのチェック

　3-5．ＮＣデータの作成（ポスト処理）

　3-6．ＮＣデータのチェック

　3-7．切削シミュレーションに必要な設定（Vericut）

４．実習２（３次元モデリング）

　4-1．基本図形の作成

　4-2．サーフェスの作成

５．実習３（３次元モデルのＮＣデータ作成と切削シミュレーション）

　

【作成者】成形解析グループ，所属：高度職業能力開発促進センター

　

【教材作成年月日】平成１０年８月３日

　

【セミナー時間数】１８時間

　

【体系図での位置】

　　　　　　　　業種名：金属加工機械製造業等

　　　　　　　　職務：切削加工測定

　　　　　　　　職務構成名：３次元ＣＡＤ／ＣＡＭ技術

　

【レベル表示】専門Ⅱ

　

【セミナー対象者】ＣＡＤ経験者またはＣＡＭに関心をよせている方

　

【教材形態】

　　　　　　　　１．開発形態：複数の指導員

　　　　　　　　２．ｾﾐﾅｰの実施形態：技能・技術習得型

　　　　　　　　３．教材の種類：自作教材（テキスト）

　　　　　　　　４．補助教材：

　　　　　　　　５．教材開発ツール：一太郎Ver.8、花子Ver.3

　

【引用文献】

　　　　　　　　１．SurfCAM ユーザーズマニュアル Volume1およびVolume2

　　　　　　　　２．Vericut ユーザーズマニュアル

　　　　　　　　３．ＮＣ工作機械［２］マシニングセンタ　研修研究センター編