教材情報データシート
【教材名称】 測定データの活用技術1
【記入者】 藤原 力、所属:関西職業能力開発促進センター
【教材のねらい】
近年 パソコンの発達に伴い各種データの処理をコンピュータ上で行うことが多くなっている。特にパソコン上のアプリケーションソフトの高機能化や低価格化が著しく進み一般ユーザでも比較的容易に利用することができるようになった。
そこで本コースでは生産現場の品質管理に最も多く利用されている統計的手法(QC手法)を理解しパソコン上の表計算ソフトを用いて統計処理を実施するための手法を習得し生産現場のPDM化に活用する。
また処理結果をもとに現状を分析する基礎的知識を得ると共に表計算ソフト上のマクロ機能(VBA)を利用した自動計測システムへの活用法を修得する。
【内容】
第1章 品質管理の概要
第2章 度数表とヒストグラム
2.1 度数分布の表し方
2.2 ヒストグラム度数表
2.3 ヒストグラムの作り方
2.4 表計算ソフトによるヒストグラムの作成例
練習課題(1)
2.5 ヒストグラムの見方
2.6 累積度数表
2.7 累積度数表の作り方
練習課題(2)
第3章 データの数量的な表し方
3.1データの数量的な表し方
練習課題(3)
3.2 度数表を利用したX、Sの計算方法
3.3 関連知識1(計算値の桁数の決め方)
3.4 関連知識2(数値の丸め方)
第4章 パレート図
4.1 パレート図とは、
4.2 パレート図の作り方
4.3 表計算ソフトによるパレート図の作り方
4.4 パレート図の活用
練習課題(4)
第5章 散布図
5.1 散布図とは、
5.2 散布図の作り方
5.3 表計算ソフトによる散布図の作り方
5.4 散布図の見方
5.5 相関関係の表し方
練習課題(5)
第6章 行程能力図
6.1 行程能力図とは
6.2 行程能力図の作り方
6.3 表計算ソフトによる行程能力図の作り方
6.4 行程能力図の見方
第7章 管理図
7.1 バラツキの原因
7.2 管理図とは、
7.3 3σ管理図
7.4 正規分布表の使い方
練習課題(6)
7.5 表計算ソフトによる標準正規分布の利用
練習課題(7)
7.6 管理図の種類と用途
7.7 管理図の使用目的による分類
第8章 X-R管理図
8.1 X-R管理図の作り方
8.2 表計算ソフトによるX-R管理図の作り方
練習課題(8)
8.3 X-R管理図の見方
~
第9章 XーR管理図
~
9.1 XーR管理図の作り方
練習課題(9)
第10章 X-Rs管理図
10.1 X-Rs管理図の作り方
練習課題(10)
第11章 P管理図
11.1 P管理図の作り方
練習課題(11)
第12章 Pn管理図
12.1 Pn管理図の作り方
練習課題(12)
第13章 C管理図
13.1 C管理図の作り方
練習課題(13)
第14章 U管理図
14.1 U管理図の作り方
練習課題(14)
第15章 行程能力指数
15.1 行程能力指数の計算方法
15.2 理想的行程能力指数とは
練習課題(15)
第16章 VBAを用いたデータの自動入力
16.1 システムの構成
16.2 VBAを用いた自動入力プログラムの作成
練習課題(16)
【セミナー時間数】
第1章 30分 第9章 30分
第2章 2時間 第10章 30分
第3章 1時間 第11章 30分
第4章 1時間 第12章 30分
第5章 2時間 第13章 30分
第6章 30分 第14章 30分
第7章 2時間 第15章 1時間
第8章 2時間 第16章 3時間
【体系図での位置】
業種名 :製造業(機械・金属関係)
職務 :測定・検査
職務構成名:測定・検査技術の展開
【レベル表示】 専門Ⅱ
【セミナー対象者】 測定・検査作業に従事し、統計処理の基礎知識を得たい方
【教材形態】
1.開発形態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型+創造開発型
3.教材の種類:
3-1主教材書:自作教材(テキスト)
3-2副教材 :自主教材(実習課題)
4.補助教材:
5.教材開発ツール:一太郎Ver9、花子Ver3、Excel
【参考文献】
1.JISハンドブック(14) 品質管理 日本規格協会
2.品質管理講座 統計的方法 森口繁一編 日本規格協会
3.すぐわかるEXCELによる品質管理 内田治薯 東京図書