カリキュラムシート
分類番号 A101-001-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 機械設計のための炭素繊維の理論と実際 |
訓練対象者 | 炭素繊維を活用した製品設計に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 機械材料の新たな品質及び製品の創造をめざして、高付加価値化に向けた炭素繊維材料の特徴や設計形状に応じた選定方法、及び設計時に発生するトラブル解析に必要な技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.炭素繊維の特徴と利点 | (1)炭素繊維の発明・開発・工業化の歴史 (2)力学特性、機能特性(他素材との違い) (3)使用用途や市場の動向(今後の動向) |
1 | |
3.炭素繊維材料の種類と特徴 | (1)炭素繊維の原料と種類・分類 (2)炭素繊維の微細構造と製造工程 (3)PAN系炭素繊維の品種構成と特徴 (4)ピッチ系炭素繊維の品種構成と特徴 |
2 | |
4.炭素繊維複合材料の設計実習 | (1)炭素繊維強化樹脂複合材料の種類と特性 イ.炭素繊維強化樹脂複合材料の構成と特徴 ロ.母材(マトリックス)樹脂の種類と特徴 ハ.強度、弾性率と異方性 ニ.複合材料の機能的特性 (2)CFRPとCFRTPの長所と短所 (3)C/Cコンポジットの特徴と用途 (4)炭素繊維の設計 イ.中間基材の種類 ロ.設計形状に応じた成形方法 ハ.炭素繊維の設計事例とポイント |
6 | 4.5 |
5.成形品の検査・品質保証 | (1)CFRPの製品検査 イ.製品の品質に影響する要因 ロ.トラブル検証(事例研究) |
1 | 0.5 |
6.炭素繊維の展望と課題 | (1)リサイクル技術の開発 (2)製造コスト |
1 | 0.5 |
7.まとめ | (1)質疑応答 (2)訓練コース内容のまとめ (3)講評・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 6 |
使用器具等 | 金属顕微鏡、微小硬度計、超音波探傷機、X線検査装置、引張試験機 |
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養成する能力 | 新たな品質の創造又は製品を生み出すことができる能力 |
改訂日 | 2020.09 |