カリキュラムシート
分類番号 A201-006-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 製品設計におけるリスクマネジメント |
訓練対象者 | 製品設計におけるリスク低減に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 製品企画/開発/デザインの現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化、故障対応・予防に向けたPL法やクレーム対応などを理解し、事例分析や課題実習を通して、リスクに対応した設計を行う技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コースの概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要説明 (2)受講者が有する専門的能力の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.設計におけるリスクマネジメント | (1)リスクの分類とリスクの主要要素 (2)経済性優先、妥協などを要因とした事故例 (3)技術者が取り扱うリスクマネジメント (4)事故事例分析 |
1 | 0.5 |
3.設計のトラブル事例分析実習 | (1)問題解決手法 イ.リスク特定と解決のための課題演習 (2)トラブル事例分析と是正処置の作成実習 イ.コストダウンによる設計ミスへの影響(自転車の伝動用ベルト) ロ.量産工程で問題になる図面の間違い(識別番号成形用金型) ハ.顧客による設計思想から外れた使用方法(ロータリーエンコーダ) ニ.特定環境下の検証不足(複写機のトナー) ホ.仕様書の検討不足による手戻り(産業機械に取付けるランプの色) へ.新規参入製品の不具合(スポットクーラー) ト.契約外のコストダウン要求(プレス加工中小企業対大企業) |
4.5 | 4 |
4.予防設計 | (1)予防設計の流れ (2)事例分析(例:壊れない設計(鋳鉄製ハブ)) |
1.5 | 0.5 |
5.設計におけるPL対策 | (1)PL法の概要 (2)PL活動 (3)PL事故予防 (4)PL事故防御 (5)PL対策 |
1.5 | |
6.設計による機能の変質 | (1)事故事例分析(例:回転ドアーの事故) |
1 | 0.5 |
7.品質管理とリスクマネジメントを意識した開発設計 | (1)品質を優先した実体化 (2)不適合記録の活用 (3)品質意識の徹底の方法 (4)設計品質向上の取り組み方 |
1 | |
8.顧客満足度向上のための設計 | (1)中小企業のマーケティング (2)コスト低減のための準備と計画 (3)対応スピードとリスクの関係 |
0.5 | |
9.まとめ | (1)質疑応答 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 6 |
使用器具等 | プロジェクタ、提示装置 |
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養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2020.09 |