カリキュラムシート
分類番号 A201-014-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 機械設計のための金属材料選定技術 |
訓練対象者 | 機械製品及び構造物等の設計開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 製品企画/開発/デザインの新たな品質及び製品の創造をめざして、高付加価値化に向けた、総合的な材料評価・考察を行うことにより、設計解析支援ツールによる強度評価と材料選定実習を通して、構造強度設計に関する知識と、構造強度設計に係る鉄鋼材料選定手法を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.金属物性 | (1)主な金属的物性 (2)実用金属材料における金属物性活用例 |
0.5 | |
3.鋼の金属物性と材料強化、改質 | (1)鋼の金属物性 (2)合金の構成要素と鋼種 (3)製品に要求される機械的性質と化学的性質 (4)各種鋼の強化方法 (固溶強化、析出強化、変態強化、転位強化、微細化強化) |
3 | |
4.各種硬さ試験による材料評価 | (1)材料組織の観察 (2)各種硬さ試験の原理と硬さの算出方法 イ.ブリネル硬さ ロ.ビッカース硬さ(マイクロビッカースを含む) ハ.ロックウェル硬さ (3)引張試験の原理と機械的性質の算出方法 イ.各種金属材料(調質材を含む)による引張試験 ロ.降伏点・引張強さ・伸び・弾性率・降伏比等の算出と評価 |
5 | 5 |
5.設計と構造解析概論 | (1)設計とCAE (2)CAEの長所と短所 (3)強度設計の基本的立場 |
2 | |
6.設計解析支援ツールによる強度評価と材料選定実習 | (1)機械構造物の形状作成 (2)強度、価格、必要な機能と材質 イ.強度、剛性と材質および形状との考え方 ロ.要求される材料特性の整理 ハ.材料の入手性と加工性 (3)Ashbyの材料選定チャートの活用方法 (4)静解析および疲労解析結果に基づく設計変更 |
6.5 | 5.5 |
7.まとめ | (1)解析実習の評価とまとめ (2)講評 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 11 |
使用器具等 | 走査型電子顕微鏡または金属顕微鏡、無酸化焼き入れ炉、定歪速度万能試験機、ビッカース硬度計、3次元CAD/CAEシステム |
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養成する能力 | 新たな品質の創造又は製品を生み出すことができる能力 |
改訂日 | 2020.09 |