カリキュラムシート
分類番号 A202-020-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 最大実体公差方式の解釈と活用演習 |
訓練対象者 | 機械設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 機械設計/機械製図の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)向上に向けた設計要求の曖昧さを排除した的確な表現ができ、多大な経済効果も生み出す技術手段である幾何公差・最大実体公差方式(MMR)及びその関連方式を正確に解釈し、具体的に図面に適用、使いこなす技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練の目的 (2)専門的能力の現状確認及び問題点の整理 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.公差表示方式の基本原則 | (1)独立の原則とテーラーの原理 (2)寸法の種類と普通公差・採否の基準の考え方 (3)寸法と幾何特性の相互依存性 |
0.5 | |
3.データム | (1)データム(基準)とは (2)データムの選択と優先順位による検証結果の違い (3)データムターゲットの解釈 (4)ローカルデータム(部分基準)の有効性 (5)実習(図面への適用およびデータム、データムターゲットの設定) |
1 | 1 |
4.幾何特性 | (1)幾何公差の種類と定義 (2)公差域の定義 (3)幾何公差の図示方法 (4)普通幾何公差(JIS B 0419)・採否の基準の考え方 (5)実習(図面への適用および幾何公差の測定) |
1 | 1 |
5.位置度公差方式の図面適用 | (1)真位置度理論 (2)位置度公差方式の解釈とその効果 (3)公差量の計算の仕方 (4)複合位置度公差方式の解釈とその効果 (5)突出公差域の解釈とその効果 (6)機能ゲージによる位置の検証とゲージ寸法の計算方法 (7)実習(図面への適用および討議) |
1.5 | 1.5 |
6.MMPの原理 | (1)最大実体公差方式の原理と効果 (2)最大実体公差方式の図示の違いによる解釈の仕方 (3)実用的な簡易図示方法とその解釈 (4)0(ゼロ)幾何公差方式の解釈とその効果 (5)最大実体公差の適用事例 (6)実習(最大実体公差方式の検証) |
3 | 1 |
7.MMPを適用した部品の検証 | (1)機能ゲージとは (2)検証方法及び合否判定方法 (3)機能ゲージの適用性 (4)同時検証について (5)MMP不適用の場合も機能ゲージ (6)確認実習(機能ゲージによる検証) |
3 | 2 |
8.図面によるトラブル事例 | (1)各種トラブルの種類 (2)討議および実習 (データム、データムターゲットの設定、幾何公差測定ほか) |
1 | 1 |
9.まとめ | (1)質疑応答 (2)訓練コース内容のまとめ (3)講評・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 8 |
使用器具等 | 製図用具一式、パソコン、電卓、書画カメラ、測定器、機能ゲージ |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |