カリキュラムシート
分類番号 A202-031-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 構造強度設計のための材料力学 |
訓練対象者 | 製品もしくは生産設備の設計、開発に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 機械設計/機械製図の生産性向上をめざして、適正化、最適化(改善)に向けた製品開発における構造の強度設計実習を通して、構造物にかかる力の特性や歪の物理的要因を理解するとともに、構造強度設計に必要な材料力学の実践的な各種計算手法を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)問題点の整理 (4)安全上の留意点 |
0.5 | |
2.強度部材と材料力学 | (1)被覆材の役割、強度部材の役割 イ.被覆材と強度部材の種類及び使用法 (2)弾性と塑性 (3)負荷に伴う応力(垂直応力、剪断応力)、歪、撓み (4)部材中の歪分布 (5)事例に基づく実計算 |
4 | 3 |
3.断面二次モーメント | (1)断面二次モーメント (2)断面二次モーメントと断面係数の関係 |
3 | 2 |
4.構造物の強度設計 | (1)構造物の強度(片持ち梁(カンチレバー)、トラス、ラーメン) (2)トラスとラーメンの使い分け方 (3)構造物の構造設計(トラス模型の設計) (4)製作課題による強度検証 |
3 | 2 |
5.構造化による強度の低下 | (1)継手、切欠き、集中負荷による強度の低下と設計への注意点 イ.製作模型によるデータ分析 ロ.強度低下の検証 |
3 | 2 |
6.座屈と剪断応力 | (1)座屈と剪断応力 イ.座屈破壊が一瞬で起きる理由(原因)と対策 ロ.剪段力の威力(最大剪断応力説) ハ.現実に発生する座屈との関係・事例演習 |
3 | 2 |
7.設計の際に必要な配慮 | (1)クリープ、疲労、降伏、安全率 (2)特性による設計への配慮 |
1 | 1 |
8.まとめ | (1)成果発表 (2)質疑応答 (3)総括討議とまとめ |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 12.5 |
使用器具等 | 関数電卓、演習用構造物(梁、トラス模型製作用の部台)、測定器 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2022.08 |