カリキュラムシート
分類番号 A303-002-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | アナログ・ディジタル混在回路におけるノイズ対策技術 |
訓練対象者 | 電子回路・制御機器の設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 基板設計の生産性の向上をめざして、適正化、安全性向上に向けたノイズ測定やノイズ対策の実習を通して、ディジタル回路から発生するノイズがアナログ回路に及ぼす影響を理解するとともに、回路の平衡化技術やノイズ対策部品の活用法等を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要説明 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.ノイズ発生のメカニズム | (1)ノイズ源と伝搬経路、ノイズを受ける部分の特徴 (2)電子回路基板内で起こっている電磁波の放射とS/N劣化のメカニズム |
1 | |
3.ディジタル回路から発生するノイズ | (1)ディジタル信号の特徴と周波数スペクトラム (2)ICから発生するスイッチングノイズ (3)ノーマルモードノイズが拡がる経路 (4)ケーブルを通しての伝搬ノイズ |
1.5 | 1 |
4.ノイズ変換 | (1)ノーマルモードからコモンモードへのノイズ変換 イ.ノイズ変換を最小にするには (2)コモンモードノイズの伝搬と放射 イ.電界・磁界の発生と伝搬 ロ.ケーブルからの放射ノイズ (3)コモンモードからノーマルモードへのノイズ変換 イ.不平衡回路と平衡回路 |
3 | 1 |
5.アナログ回路とディジタル回路の混在 | (1)アナログ回路とディジタル回路の分離について イ.メリットとデメリット ロ.分離されたGNDを流れる電流 (2)アナログ・ディジタル混在回路基板の実際 |
2 | 1 |
6.総合課題 | (1)アナログ回路部(微小信号増幅回路)の動作 イ.回路の仕様 ロ.回路動作の把握(動作確認) (2)ディジタル回路からアナログ回路へのノイズの影響 イ.実測による検証(不平衡回路と平衡回路) (3)アナログ回路とディジタル回路のGNDを共通にした場合の影響 イ.改善事項とその検討 (4)アナログ回路側のノイズ対策とその効果 イ.実測による検証(不平衡回路と平衡回路) ロ.コモンモードチョークコイルの効果 |
9 | 9 |
7.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 |
1 | 1 |
訓練時間合計 | 18 | 13 |
使用器具等 | 実習用基板、オシロスコープ、直流電源、スペクトラムアナライザ |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2024.09 |