カリキュラムシート
分類番号 A303-012-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | EMC対策のための電磁気学 |
訓練対象者 | 電子回路設計開発に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 基板設計の新たな品質及び製品の創造をめざして、高付加価値化に向けた電磁気学に基づく測定実習を通して、ノイズの発生原因とその対策方法および回路設計手法を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要説明 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.EMC対策に必要な原理 | (1)EMCの概要 (2)信号や電源によって起こる電荷の移動 (3)電界の発生と電磁気(ガウスやクーロンの法則) (4)電流が流れて磁界が発生する(アンペールの法則) (5)電界と磁界から電磁波、電磁波のエネルギーとその最小化 |
3 | |
3.電磁波エネルギー低減手法 | (1)インダクタンスとキャパシタンスとノイズの関係 (2)空間に流れる変位電流とは、変位電流とノイズとの関係 (3)インダクタンスとノイズとの関係 (4)ノーマルモードからコモンモードノイズが発生するメカニズム |
3 | 1.5 |
4.イミュニティ計測 | (1)信号伝送回路から特性インピーダンス、反射係数を求める (2)インピーダンスマッチング (3)電磁気学に基づくイミュニティの技術 |
2 | 1 |
5.電磁界測定実習 | (1)電界の大きさ(点電荷、線電荷、面電荷) (2)磁界の大きさ(ループと起電力) (3)ループの大きさとコモンモードノイズ (4)ノイズ低減設計 |
3 | 3 |
6.まとめ | (1)全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 6 |
使用器具等 | オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、実習用基板、直流電源 |
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養成する能力 | 新たな品質の創造又は製品を生み出すことができる能力 |
改訂日 | 2024.09 |