カリキュラムシート
分類番号 A601-002-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 高調波の測定と抑制対策 |
訓練対象者 | 電気設備設計・施設管理及び設計業務等に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 電力設備設計/電力変換設備設計の現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化、故障対応・予防に向けた高調波の測定実習を通して、高調波流出電流計算に基づいた測定や対策技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.高調波概要 | (1)高調波の定義と性質 (2)高調波の発生源 イ.非線形負荷 ロ.整流回路 ハ.回路方式による入力電流波形 (3)高調波による障害の実態 |
2.5 | |
3.ガイドラインと技術指針 | (1)高調波抑制対策ガイドラインと高調波抑制対策技術指針 (2)高調波流出電流計算書の作成実習 |
3 | 3 |
4.高調波障害の対策 | (1)高調波による障害を受け易い機器 (2)高調波障害の防止対策と事例 イ.発生機器側での対策 ロ.電源系統での対策 ハ.被害機器側の対策 |
1 | |
5.高調波障害の実例 | (1)コンデンサの異音 (2)コンデンサ用静止継電器の動作 (3)過電圧保護装置の動作 (4)進相コンデンサ設備の高調波許容限度 イ.コンデンサ ロ.直列リアクトル ハ.直列リアクトルによる吸収効果 ニ.直列リアクトルの選定 ホ.コンデンサと直列リアクトルの定格 (5)コンデンサ・直列リアクトルの定格電圧・定格容量の算出方法 |
1.5 | |
6.高調波の測定実習 | (1)高調波の測定の目的と調査方法 (2)高調波の測定実習 イ.各種測定器の知識と取り扱い方法 ロ.インバータの高調波抑制対策前後の高調波測定 ハ.空調設備の高調波測定 ニ.変圧器・進相コンデンサの高調波測定 |
3 | 3 |
7.まとめ | (1)全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 6.5 |
使用器具等 | インバータ、AC・DCリアクトル、三相かご形誘導電動機、パウダーブレーキ、オシログラフィックレコーダ、高調波解析測定器、関数電卓、パソコン、現在使用している電気設備・空調設備 |
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養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2023.08 |