カリキュラムシート
分類番号 A605-008-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 実習で学ぶDC-DCコンバータ回路 |
訓練対象者 | 電力制御の業務や電源回路設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | パワーエレクトロニクス回路設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けた、コンバータの設計・評価実習を通して、分散電源方式において、高速で高効率なDC-DCコンバータの設計・製作技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.分散電源アーキテクチャ概要 | (1)分散電源の考え方 (2)分散電源の構成要素 (整流器電源、バスコンバータ、中間バスコンバータ、POL) (3)多種類、高速応答のDC-DCコンバータの必要性 |
1 | |
3.バックコンバータの動作構成要素 | (1)バックコンバータの構成 (2)同期整流による高効率化 |
2 | |
4.同期整流型バックコンバータの設計 | (1)バックコンバータ用PWM-IC (2)設計に必要な基本パラメータの計算と部品選定 (3)設計した同期整流型バックコンバータの検証(各部の波形測定) (4)新しい部品のトレンドと大電流化のためのマルチフェーズ方式 |
2.5 | 2 |
5.バスコンバータの役割と使用回路例 | (1)バスコンバータに使われる回路 (2)フォーワードコンバータの動作 (3)バックコンバータとの相違点 |
1 | 0.5 |
6.フォワードコンバータの高効率化のポイント | (1)ZVSと同期整流 (2)アクティブ・クランプによるZVSの実現 (3)カレントモードの動作 (4)アクティブ・クランプ型フォワードコンバータの設計式 |
2 | 1 |
7.トランスの設計 | (1)フォワードコンバータ用トランスの設計手順 (2)損失(銅損、鉄損)の計算 (3)アクティブ・クランプ回路の循環電流 |
1 | 1 |
8.設計したコンバータの動作検証 | (1)設計したアクティブ・クランプ型フォワードコンバータの検証 (2)各部の波形測定、効率測定 |
1.5 | 1 |
9.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 6 |
使用器具等 | オシロスコープ、パワーメータ、FRA、ディジタルマルチメータ、電子負荷装置、安定化電源 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |