カリキュラムシート
分類番号 A605-011-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 実用DC-DCコンバータとトランス設計技術 |
訓練対象者 | パワーエレクトロニクス回路の設計開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | パワーエレクトロニクス回路設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)に向けた、パワー回路の実例(フライバック型DC-DCコンバータ)を使い、基板レイアウトの評価、各種デバイス検証、トランス設計実習を通じて、システムの安定性などパワー回路設計に必要な技術及びトランス設計・作製技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要 (2)受講者が有する専門的能力の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.パワー回路設計概要 | (1)他の電子回路設計との違い (2)パワー回路解析に必要なスキル |
0.5 | |
3.DC-DCコンバータ設計のポイント | (1)フライバック型DC-DCコンバータのシステム構成 (2)各種デバイス選定(コントロールIC、トランス、他) (3)外部エラーアンプによる負帰還回路の設計 |
1 | 0.5 |
4.回路検証と評価(フィードバック編) | (1)発振と安定のメカニズム (2)フィードバック設計のポイント (3)測定による評価と検証 |
2 | 1 |
5.回路検証と評価(デバイス編) | (1)パワー回路に使用するMOSFET、ダイオード等の測定と評価 (2)パワー回路に使用するコイル、コンデンサの検証・評価 |
2 | 1 |
6.トランス設計実習 | (1)トランスの種類と特徴 (2)トランスの仕様について (3)トランス設計手順とポイント (4)仕様に応じたトランスの設計・製作実習 (5)作成したトランスの評価 |
4.5 | 4 |
7.パワー回路設計に重要な測定法・検証法・レイアウト | (1)大電流回路部と制御回路部のレイアウトと波形測定法 (2)ノイズ対策用フィルタの効果検証 (3)計測器の有効的な活用法 (4)誤動作を起こさないための回路テクニック |
1 | |
8.まとめ | (1)成果発表後の全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 7 |
使用器具等 | オシロスコープ、FRA、パワーメータ、電子負荷装置、安定化電源、トランス製作用部材、絶縁抵抗計、ファンクションジェネレータ |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |