カリキュラムシート
分類番号 A605-017-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 電力用インバータ回路の設計と応用技術 |
訓練対象者 | 電子回路の設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | パワーエレクトロニクス回路設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けたPWMインバータの設計・製作実習を通じて、電力用インバータの小型化、高効率化、低ノイズ化に必要な技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要 (2)受講者が有する専門的能力の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.パワーエレクトロニクスの現状と将来 | (1)アナログ技術 (2)パワーデバイスの選択 (3)インバータ技術の動向 |
2 | |
3.PWMインバータ回路設計 | (1)PWMインバータの制御 (2)インバータ主回路(MOSFET、IGBT) (3)スナバ回路、高周波技術 (4)熱設計、構造設計 (5)高周波トランス、残留インダクタンス、ストレージ容量 (6)ノイズ対策 |
6 | 5 |
4.制御回路の試作と評価 | (1)アイソレーション回路の試作と特性測定 (2)デッドタイム挿入回路の試作と特性測定 (3)禁止回路の試作と特性測定 (4)6ステップインバータ駆動信号発生回路の試作と特性測定 |
2 | 1 |
5.インバータ回路の試作と評価 | (1)インバータ回路の製作 (2)周波数-出力電圧特性 (3)出力電圧-出力電流特性 (4)フィルタ接続時の周波数-出力電圧特性 (5)フィルタ接続時の出力電圧-出力電流特性 (6)誘導モータの運転と電流波形の観測 |
3 | 2 |
6.PWMインバータ改善実習 | (1)配線パターンとノイズ対策技術 (2)ブートストラップ回路製作による回路改善実習 (3)サージ対策回路の設計と回路改善実習 (4)高効率化の利点と課題 (スイッチング周波数、電源電圧、共振)改善実習 (5)小型化の利点と課題(スイッチング周波数、集積化)改善実習 |
4 | 3 |
7.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 11.5 |
使用器具等 | 電源、オシロスコープ、発振器、テスタ、はんだ、ラジオペンチ、ニッパ |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |