カリキュラムシート
分類番号 B302-003-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 電子回路製作と実装技術 |
訓練対象者 | 通信装置盤及び制御装置盤等の電子機器の実装・組立て作業に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | デバイス・基板製造/実装組立の現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化に向けたはんだ付け実習や線材の端末処理および基板の取り付け実習を通して、基板に係る実装技術全般を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.はんだ付け | (1)はんだによる実装 イ.はんだによる接続方法の分類 ロ.共晶はんだと鉛フリーはんだの知識 ハ.はんだの定義と基本行程 (2)端子へのはんだ付け イ.部品端子の種類と形状 ロ.各種端子の形状におけるはんだの量と熱容量 (3)基板へのはんだ付け イ.表面実装部品とディスクリート部品 ロ.スルホール基板とノンスルホール基板への対処 ハ.はんだこてのコテ先状態と熱容量 (4)はんだ付接続の検査 イ.検査の目的と対象事項 ロ.目視検査・指触検査 ハ.導通検査 |
2 | 2 |
3.圧着 | (1)圧着による接続方法 イ.圧着機構と圧着接続の定義 ロ.圧着端子の特徴と端子の種類 ハ.工具の分類と保守点検 ニ.圧着作業と圧着接続の検査 |
1 | 1 |
4.器具の取付 | (1)ネジ締付作業 イ.ネジ締付け用工具とネジ部品の使い方 ロ.適正ネジ締付トルク |
0.5 | 0.5 |
5.実装・組立 | (1)電気部品の端子 イ.端子分類 ロ.リード線 (2)プリント基板部品取付作業 イ.部品表示の見方 ロ.部品リード線の前作業 ハ.プリント基板に対する部品取付の原則 (抵抗、コンデンサ、トランジスタ及び集積回路の取付、 棒状端子、カップ端子、二股端子等及びジャンパー線の取付、 表面実装部品の取付など) (3)シャーシへの部品組立て イ.機構図による組立て ロ.ネジの使い方、回転止め及び緩み防止 ハ.ネジ取付け不良原因究明と再発防止策 (4)配線作業 イ.選定材料の引回し ロ.束線作業(捕縛・インシュロック) ハ.線材端末処理(一般被覆線、編組シールド線、リボンケーブル) ニ.各種端子形状における接続 (5)配線チェック イ.目視チェック並び導通チェック ロ.誤配線の原因究明と再発防止策 (6)仕上げ作業 イ.製品内のゴミ除去 ロ.シャーシの傷・汚れ等の点検作業 |
5 | 5 |
6.基板製作および実装課題 | (1)基板製作、配線作業、実装作業 イ.目視チェック並びに導通チェック ロ.動作確認 ハ.仕上げ作業 |
7.5 | 7.5 |
7.まとめ | (1)総合検査・確認と評価 イ.品質管理及び安全管理上の問題点について検討 |
1.5 | 1.5 |
訓練時間合計 | 18 | 17.5 |
使用器具等 | リードペンチ、ニッパ、ワイヤストリッパ、プラスドライバ、ボックスドライバ、スパナ、はんだこて一式、定規、ピンセット一式、カッタナイフ、回路計、束線バンド締付工具、プリント板支持台、拡大鏡、蛍光灯、安全保護具一式 |
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養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2023.08 |