カリキュラムモデル
分類番号 M114-104-4
訓練分野 | 機械系(M) |
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訓練コース | 難削材の加工技術 |
訓練対象者 | 難削材の加工(普通旋盤、NC旋盤)に従事し、中核的な役割を担う者、又はその候補者 |
訓練目標 | 焼き入れ鋼、高硬度材、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン合金の機械的性質及び加工特性と各種工具(コーティング工具、サーメット、セラミック、CBN工具、ダイヤモンド工具)の特性について理解し、加工精度と工具損傷の評価より最適切削条件の設定及び加工法について習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
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1.切削概論 | (1)切削理論(切削加工の3条件、切削条件の設定、切削動力の計算) (2)切りくずの生成のメカニズム イ.切りくずの生成機構 ロ.切りくずの形態 ハ.切削抵抗、切削熱、切削温度 ニ.加工変質層、びびりの発生と防止 (3)切削油剤の使用効果 |
3 |
2.切削工具 | (1)工具形状(メインブレーカーの特徴と用途) (2)各種工具材料の特徴(物性的性質と選定法) イ.超硬 ロ.コーティング工具(CVD、PVD) ハ.サーメット ニ.セラミックス ホ.CBN工具 ヘ.ダイヤモンド工具 |
3 |
3.難削材への対応 | (1)機械的性質と加工特性 イ.ダクタイル鋳鉄(FCD600) ロ.やきいれ鋼(SKD11Hr58〜60) ハ.ステンレス鋼(SUS304、SUS430) ニ.高マンガン鋼(SCM420) ホ.アルミニウム合金(A1050、A2024) ヘ.チタン合金(Ti−6AL+4V) (2)各材料と各種工具の最適切削条件 イ.工具材種、ブレーカ、油剤 ロ.切削速度V、送りF、切り込みd ハ.トラブルと対策 |
4 |
4.確認・評価 | (1)各材料と各種工具による切削 (2)表面粗さ測定機による測定 (3)すくい面摩耗、逃げ面摩耗、境界摩耗、工具顕微鏡による 摩耗・損傷の測定 |
7.5 |
5.統括討議及び評価 | (1)質疑応答 (2)訓練コース内容のまとめ (3)講評・評価 |
0.5 |
訓練時間合計 | 18 |
使用器具等 | 普通旋盤、NC旋盤、各種工具、表面粗さ測定機、工具顕微鏡、フライス、マシニングセンタ |
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