カリキュラムモデル
分類番号 M214-015-3
訓練分野 | 機械系(M) |
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訓練コース | プレス加工の理論と実際 |
訓練対象者 | プレス加工技術、生産技術、製品設計技術、金型設計技術に従事し、今後リーダーとして中核的な業務を担う者 |
訓練目標 | プレス加工(せん断・曲げ・絞り加工)の現象及び、プレス機械、プレス金型、プレス加工材料の成形性、プレス加工における潤滑、等についての理論を実習の中で検証・習得し、プレス加工における不具合等、問題点の分析能力ができる。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
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1.プレス加工法 | (1)プレス加工法 (2)塑性加工と材料特性の関係 イ.引張試験データ及び加工硬化指数(n値)、材料異方性(r値) ロ.加工温度 と塑性加工 (3)プレス金型 イ.プレス金型の機能と種類 ロ.構造と構成部品 (4)プレス機械 イ.種類と構造 ロ.仕様及び加工荷重−ストローク線図 (5)プレス実習(プレス機械仕様の確認、及び金型の点検取り扱い) |
5 |
2.せん断加工 | (1)せん断加工の種類 (2)せん断加工現象と加工工程 (3)せん断加工製品の精度 (4)工具の摩耗 イ.摩耗の機構 ロ.切れ刃の摩耗と製品精度 (5)せん断加工実習(クリアランスの影響、板押さえの影響、切断面観察) (6)せん断加工の諸現象と不具合との関係(不具合現象の解析) |
5 |
3.曲げ加工 | (1)曲げ加工の種類 (2)曲げ加工現象と加工工程 (3)曲げ加工限界と製品精度 (4)曲げ加工実習(曲げ半径の影響、中立面の移動量、そり・割れ) (5)曲げ加工の諸現象と不具合との関係(不具合現象の解析) |
5 |
4.絞り加工 | (1)成形加工と絞り加工 (2)円筒絞りの機構と変形工程 (3)加工力と限界絞り比 (4)絞り加工における潤滑剤の機能 (5)絞り加工実習(限界絞り比、潤滑剤効果、しわ押え力の影響) (6)絞り加工の諸現象と不具合との関係(不具合現象の解析) |
5 |
5.板材の成形性 | (1)薄板の引張試験(n値、r値、引張強さ、降伏強さ、伸び) (2)プレス成形性試験(エリクセン、コニカルカップ、穴拡げ試験) (3)各試験値と不具合現象との関係 |
3 |
6.統括討議及び評価 | (1)質疑応答 (2)訓練コース内容のまとめ (3)講評・評価 |
1 |
訓練時間合計 | 24 |
使用器具等 | プレス機械、万能材料試験機、せん断実験金型、曲げ実験金型、絞り実験金型、万能塑性加工試験機、工具顕微鏡または万能投影機 |
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