カリキュラムシート
分類番号 X101-007-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 締結部品の選定・組付け技術 |
訓練対象者 | 締結機器を用いた製造装置の設計・機械保全に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 機械保全の現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化、故障対応・予防に向けて締結部の働きや故障原因を把握し、トラブルに対しての原因究明と改善方法を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門性能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.ねじ締結部の不良の概要 | (1)ねじ部の加工過程で生じるトラブル事例 (2)ねじ部の組付け過程で生じるトラブル事例 |
1.5 | |
3.構成機器の構造動作原理 | (1)ねじの種類と用途 (2)止めねじの大きさと固定数 (3)ボルトとナットの種類と強度区分 (4)ピンの用途と種類 (5)インサートの知識 |
3 | 2 |
4.締結部の設計・加工における検討項目 | (1)ねじ締結の方法 (2)ねじ穴の大きさ (3)ねじのひっかかり率と下穴径、及びめねじの強度 (4)ボルト強度区分、締結母材とねじ込み深さ (5)ボルト強度区分と締付けトルク (6)ねじ締付け管理とJIS |
4 | 3 |
5.締結部の不良対策実習 | (1)ボール盤による穴あけ (2)タップ作業(例.下穴径とタップに生じる切削力の違い) (3)ボルトの締付け(強度区分と締付けトルク及びトルク管理) (4)位置決めピンの圧入(取付け位置の再現性) (5)インサートの活用 (6)折損ねじ部の除去法 (7)ねじのゆるみとゆるみ止め (8)ねじ固着時の対応と防止策 |
8 | 6 |
6.評価 | (1)総合課題の評価 イ.動作確認 ロ.故障追跡手法の確認 ハ.再発防止策 |
0.5 | 0.5 |
7.まとめ | (1)質疑応答 (2)訓練コースのまとめ・総括 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 12 |
使用器具等 | ボール盤、六角ボルト各種、タップ、リーマ、ピン、トルクレンチ、スパナ、インサート |
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養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2023.08 |