カリキュラムシート
分類番号 X102-002-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 制御回路の電気系保全実践技術 |
訓練対象者 | 自動化技術の設計・施工・保全業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 生産システム保全の現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化、故障対応・予防に向けた制御回路の不良箇所発見とその修復作業、制御機器(リレー、タイマ)動作の良否判定やPLCプログラムの不具合検出などの実習を通して、自動化設備の保全技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.保全の目的 | (1)保全業務の目的、必要性 |
0.5 | |
3.電気系保全に必要な標準的制御技術 | (1)シーケンス制御 イ.シーケンス展開接続図の読み方、各制御機器について ロ.制御回路の動作確認法 (2)PLC制御 イ.PLCとは(機器構成・仕様、プログラミング方式など) ロ.入出力配線法(使用電線の端子接続法含む) ハ.制御回路のプログラミング設計、仕様変更 ニ.プログラムの不具合例及び注意点 |
6 | 4 |
4.制御機器の故障、回路の不良発見・修復 | (1)リレー、タイマの接点、動作の良否判定(故障検出) (2)制御回路の不良箇所発見及びその修復 |
4 | 3 |
5.故障発見・トラブル修復実習 | (1)現場に即した実習課題の設定 (例:トラブル事例をもとにした回路修復作業など) (2)PLC入出力配線及び制御回路設計実習 イ.負荷電流容量を考慮したリレー接点を介した出力配線の作成 ロ.PLC動作プログラムの作成、設計 ハ.動作仕様変更に対するプログラムの作成、設計 ニ.試運転、デバッグ (3)故障発見・トラブル修復実習 イ.制御機器(リレー、タイマ)の良否判定、故障検出 ロ.制御回路の動作点検、不良箇所の修復作業 ハ.試運転・評価 |
12 | 12 |
6.評価 | (1)評価 イ.動作の正確性、安全性、操作性、保守性 ロ.運用管理及び安全管理上の問題点について検討 |
0.5 | 0.5 |
7.まとめ | (1)実習の全体的な講評および確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 24 | 20 |
使用器具等 | PLC、PLC用プログラミング装置、テスタ、工具(ニッパ、ワイヤストリッパ、圧着工具、プラスドライバなど)、制御回路実習ボード、制御用リレー・タイマ、不良リレー・タイマ |
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養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2023.08 |