カリキュラムシート
分類番号 X102-003-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
---|---|
訓練コース | 有接点トラブルの評価と改善 |
訓練対象者 | 設備の保全業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 生産システム保全の現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化、故障対応・予防に向けた、トラブル発生のメカニズムやその対策方法、正しい部品の選定実習を通して、制御装置の診断・予防保全技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
---|---|---|---|
1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.シーケンス制御概要 | (1)シーケンス制御の概要 (2)電気用図記号、機器記号、機能記号など |
1 | |
3.接点 | (1)接点開閉時における現象事例(転移・溶着等) (2)制御機器(リレー)の機能 イ.接点性能の評価(材料と劣化、接触抵抗) ロ.絶縁性の評価 (3)制御機器(リレー)の耐久性 イ.耐久性の評価(機械的耐久性・電気的耐久性) ロ.接点消耗のメカニズムと現象 |
2 | 1 |
4.接点の特性 | (1)パワー負荷 イ.各種負荷と突入電流 ロ.パワー負荷領域でのポイント(選定法とトラブル対処法) (2)微少負荷 イ.接触信頼性 ロ.故障率 ハ.使用環境による影響 ニ.微少負荷領域でのポイント(選定法とトラブル対処法) |
3 | 2 |
5.サージの発生と対処法 | (1)サージ発生のメカニズムとその影響 (2)防護素子の有効活用 |
1 | |
6.トラブル発生のメカニズムと改善 | (1)制御機器における故障の事例 (2)トラブルの原因解明と対策法 (3)制御機器の機能確認実習 (4)ロールプレイングによる制御機器測定実習 イ.カタログや製品仕様書による機器の選定 ロ.負荷容量の違いによるリレー開閉演習 (5)ロールプレイングによる不具合処理実習 イ.サージキラー効果の確認 ロ.トラブル発生のメカニズムの確認と改善 |
4 | 4 |
7.まとめ | (1)実習の全体的な講評および確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 7.5 |
使用器具等 | 各種制御機器、各種測定器、負荷装置、工具一式 |
---|---|
養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2023.08 |