カリキュラムシート
分類番号 X102-018-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
---|---|
訓練コース | 温度調節器の特性とトラブル改善事例 |
訓練対象者 | 計装・制御システムの設計・保全業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 生産システム保全の現場力強化及び技能継承をめざして、技能高度化、診断・予防保全に向けたPID制御における適切なパラメータ設定法やシミュレーション手法、事例に基づいたトラブル回避や予防保全実習を通して、工場等の生産設備における保全技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
---|---|---|---|
1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.温度制御の概要 | (1)温度制御システムの構成要素 イ.温度検出端 ロ.温度調節器・温度調節コントローラ ハ.SSR(リレー) (2)各種制御動作 イ.オンオフ動作 ロ.比例制御 ハ.オフセットと積分動作 ニ.微分動作 |
3.5 | 1 |
3.実習ユニットを使用したPID動作確認 | (1)比例動作 (2)積分動作(オフセット含む) (3)微分動作 |
3.5 | 3.5 |
4.設定内容や配線などによるトラブル要因と対策実習 | (1)入力異常とその確認方法 イ.誤配線・断線・短絡 (2)調節感度による接続機器の寿命等への影響 イ.正動作と逆動作 (3)サイクルタイムによる行き過ぎ量とハンチングへの影響 (4)SSRの接続個数 イ.最大負荷電流とSSR入力電流 (5)DI入力の接点定格 |
2 | 2 |
5.調節計機種選定時のトラブル回避 | (1)指示精度 (2)サンプリング周期 (3)調節仕様 イ.オートチューニングとセルフチューニング ロ.オーバーシュート防止機能 (4)出力仕様 (5)通信機能 |
2 | 1.5 |
6.まとめ | (1)全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 8.5 |
使用器具等 | 制御系設計支援ツール【数式処理ソフト、グラフィカル解析ツール】、温度制御実習装置 |
---|---|
養成する能力 | 現場力の強化及び技能の継承ができる能力 |
改訂日 | 2023.08 |