平成30年2月中旬~3月上旬にかけて、平成29年度ポリテックビジョンが全国の職業能力開発大学校又は職業能力開発短期大学校(以下、「ポリテクカレッジ」という。)で開催されています。このポリテックビジョンとは、「ポリテクカレッジの教育訓練効果の発表・展示等を行うとともに、地域の各教育機関等と連携して人事育成に関する各種取組等の情報交換の機会を提供するほか、ものづくりに興味を持っていただけるようなプログラムを設定し、地域社会との交流を深める総合的なイベント。」のことです(機構のホームページ参照)。毎年、盛大に開催されており、各施設でばらつきはありますが、今回で22回目の開催を数える施設もある歴史あるイベントになっています。
基盤整備センターでは、このポリテックビジョンに毎年参加させていただいており、講演発表や展示等をさせていただいています。
今年度は、以下の施設に参加させていただきました。
[2月16日、17日開催]
北海道ポリテクカレッジ、東北ポリテクカレッジ、東海ポリテクカレッジ、
四国ポリテクカレッジ
[2月23日、24日開催]
ポリテクカレッジ千葉(23日のみの開催)、
近畿ポリテクカレッジ、中国ポリテクカレッジ、九州ポリテクカレッジ
今回は北海道ポリテクカレッジのポリテックビジョンに参加させていただいた際の報告をさせていただきます。
1日目の午前には、開会式と記念講演が行われ、午後には各種展示、教員等の講演発表などが行われました。
この教員等の講演発表では、教材開発室の吉澤開発研究員が「普通職業訓練(普通課程)向け職業訓練用教科書の改定」のテーマで発表をさせていただきました。発表に対し、大変ありがたいご質問をいただくことができ、今後の業務にいかしていきたいと強く感じました。また、普段行っている業務を広く知っていただいける良い機会になったと感じています。
2日目は、各種展示に加え、学生の皆さんの研究発表やものづくり体験教室なども行われ、大勢の方で賑わいました。特に、ものづくり体験教室に参加していた小学生くらいの子供たちの表情が印象的でした。触ったことのない道具等を使い、教えてもらいながらも自分の手で作り上げていく過程に目を輝かせながら、懸命になって作製していました。ものづくりの原点がそこにあるように感じました。
私たち基盤整備センターは、職業能力開発に係るいろいろなテーマを研究しています。この2日間を通して、ものづくり体験教室で目を輝かせていた子供たちの将来のため、また、ものづくりの世界で活躍が期待される学生の皆さんのためにも、私たちは邁進していかねばならないと感じました。
今回、講演発表及び展示等の場をご提供いただいた各施設の関係者の皆様に、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。