毛虫と横文字(英語)を見ると鳥肌が立つ,外国人に出会うと話しかけられるのではないかときがきでなく,早くその場を離れたい。そんな思いをされている方にとって,その苦痛の種を解消してくれそうな教材が発刊されました。「国際協力のための英語:Intensivecourse 2」がそれです。この教材はタイトルのとおり,自宅で英会話の集中コースに参加できるような構成になっています。もちろん,職場での英会話学習の教材としてもうってつけです。

国際協力のための英語:Intensivecourse 2
国際協力のための英語:Intensivecourse 2

英語は苦手だが外国人とコミュニケーションをしなければならない状況になった。Help me! そんなときに使える教材です。

教材は8ユニット(カセットテープ2本付き)で構成され,カウンターパートや外国人研修生が日本に到着し,研修が終了して帰国するまでの間に生じる場面を取り上げ,それに必要な機能表現でまとめてあります。ちなみに8ユニットの内容は下記のとおりで,各々のユニットは会話,語彙,役に立つ表現,会話練習,自習問題,読み物で構成されています。

ユニット1 来日 (空港で,車で寮へ向かう,電車に乗る,交通機関)

ユニット2 寮の生活 (寮の案内,日本の風呂,寮の一日,日本の挨拶)

ユニット3 日常生活 (病気,電話で計画を立てる,家に招待する,相撲)

ユニット4 研修初日 (開講式について,オリエンテーションでのスピーチ,研修所,祝日)

ユニット5 安全・衛生 (職場の4S,服装と安全保護具,けが・事故の対応,教育)

ユニット6 研修 (ノギスの使い方,実習の指導,プレスの使い方,雇用)

ユニット7 見学 (ウェルデング・ショウ,ロボット展示全,観光,日本の四季)

ユニット8 帰国 (歓送会,土産品を買う,荷造り,結婚)

これまでは,ボリュームが少なすぎて内容がいまいちのもの,逆に,ボリュームが多すぎて学習する忍耐を超えていて投資額を悔やむ結果になるものが多いのですが,この教材は少なからず,多からず,これなら最後までやれそうだという気にさせる,心憎いばかりの100ページです。

ほんのわずかの忍耐と努力で,行く手に明るい道が少しずつ確実に開けてきます。そして,最終ページの学習が終わる頃には,毛虫は依然としてこわいが,もう英語なんてこわくない,そんな自信がついています。

“もう英語が話せないなんて言わない”そんな英語力を身につけたいと考えておられる方に,ぜひお薦めします。(文責:稲川文夫)

■問い合わせ先:(財)海外職業訓練協会 教材開発課

〒261 千葉市美浜区ひび野1-1

TEL.043-276-7244

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