平成7年度の海外技術研修員集団研修課程職業訓練指導員コースの開講式が,平成7年5月22日に本大学校多目的実習・研修棟で執り行われました。
今年度もアジア,オセアニア,中近東,アフリカおよび中南米の国々から23ヵ国47名の研修員が来校し,12月下旬までのほぼ8ヵ月にわたって,国際協力事業団八王子国際研修センターに滞在しながら,本大学校で研修を受けることになります。
当日は,早川校長による式辞に続いて,来賓の皆さまからご祝辞をいただき,その後は研修員が各科ごとに皆さん一人ひとり紹介されました。
今年度からは,開講時期が2ヵ月早められ5月となり,また,研修の実施時間帯も研究課程・長期課程の授業割に合わせて9時始まり(前年度までは10時)に改められました。この時間帯の変更については,本大学校内でも研修課程・長期課程の時間帯と合わせるべきだとの考えが以前からあり,改善が求められていたところでした。
中国・労働部職業訓練指導員養成センタープロジェクトは,日本国政府が政府開発援助の技術協力により,中国政府との共同事業として平成6年度から5年間にわたって実施されるものです。
本大学校ではこのプロジェクトに対して,事業団本部が進める「共同特定施設方式」により,東京職業能力開発短期大学校とともに技術協力を進めることにしています。能開大側からは教授2名が本年2月から専門家として派遣されています。かわって中国側のカウンターパート研修員5名がさる5月23日から6月1日までの期間,本大学校で研修受講のため来校しました。
研修の内容は,本大学校の組織と運営,各部局の業務内容とその運営方法についてなどがテーマとして設定され,特に学科の特色と教育方針や専門教育内容,コンピュータによる教育管理システムについては,多くの時間があてられました。
連日,朝から夕まで研修が続けられましたが,研修員の皆さんは,熱心に受講され,本大学校側も各部局が資料を作成して,説明に努めました。
今後も事業団本部等との協議によりながら当プロジェクトの支援体制を万全に進めていくこととしています。
平成8年1月16日~26日
平成8年2月22日
平成8年3月1日
※このほか詳しいことについては,職業能力開発大学校学生部学生課までお問い合わせください。
0427-63-9023(ダイヤルイン)