• リレートーク【1】
  • 労働省職業能力開発局海外協力課  尾崎 正人

世界炎博を来年にひかえ期待膨らむ佐賀県の「服部範夫」さん,御無沙汰しております。ご家族ともどもお元気ですか。心温まるお手紙をありがとうございました。学生時代から,そして社会人になってからも筆まめで,事あるごとにレターをいただいておりましたが,ついに職業能力開発の技術誌として歴史と伝統のある「技能と技術」からお便りをいただくとは恐悦至極に存じます。前号の私を紹介する内容のくだり,相変わらすのヨイショ,ほめ殺しには本当にまいってしまいます。当たっているだけに照れくさくうれしい限りです。

服部さんと私は,優秀な電気科の同期で気の合う2人でした。彼は硬派空手部,私は軟派テニス部と運動部に在籍し,お互い中心的役割を果たしていたということも,今思うと引きつけ合ったのかもしれません。

彼は,なかなかステディ,堅実派ナノです。早くから地元の能開施設を志望し,家を継ぎ,能開校へ通勤しています。また,身を固めるのも早く,今では5人家族のよきパパです。独身で人生設計など何も持たないころ,彼が次々と堅実に進んでゆくのを見るにつけ羨ましく,感心させられたものです。勉強家で努力家の彼は,さまざまな国家試験に挑戦していましたので,遊びに行くたびに自己啓発されて帰ったものです。私が事業団の片隅で,懸命に生きてこれたのは,服部さんのお陰です。労働者の自己啓発の促進は労働省が現在推進している基本施策の柱の一つですが,服部さんは20年も前から実践されておられる。服部さんはまさに,佐賀の職業能力開発の牽引車,立役者,なくてはならない存在といっても過言ではありません(このくらいブチ上げればいいですか。ほんのお返しです…)。これからも,がんばってよ,お父さん!

さて,今度は,事務職の方をご紹介します。その名は「宮内里友」さんです。入団してから小倉→茨城→年金基金→本部→山梨と経験していますが,どこへ行っても好かれる貴重な方です。彼との一番の思い出は,ヨーロッパ旅行です。飲んでいるときに海外へ行こうという話になり,それから3年計画を立て貯金,語学,資料収集など少しすつ準備を始めました。英国,フランス,スイス,イタリア,オーストリア,ドイツ等を飛行機,列車,船,レンタカーと乗り継ぎながらの忙しい旅でした。毎日,国境を越えるようなスケジュールでしたから,移動,換金,ホテル探し,食事,洗濯と日々の生活に追われ,またハプニング続きで泣きたくなるような旅行でしたね。でも,楽しかった。今も二人のいい思い出になっています。

その宮内さんは,今春結婚されました。写真は新婚旅行(?)で北海道に行ったときのスナップですが,温かい家庭をつくってください。誰かさんと同じく幾多の難題を乗り越えて一緒になったのですから,家族の絆を糧に事業団のためにがんばってください。まあ,私を手本にすれば間違いありませんけどネ…。これからもよろしく。ゴルフも少し練習してください。では,またスキー場で…。

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