平成8年度専門課程(前期)修了式及び(後期)入学式

本校で行っている専門課程の指導員訓練については,1年訓練及び6ヵ月訓練が実施されていますが,そのうち4月入学の6ヵ月訓練(前期)が修了し,さる9月27日にその修了式が行われました。

続いて,10月1日には,10月入学の6ヵ月訓練(後期)の入学式が行われました。

ハイテクロボット制御コース開講

平成8年度の海外技術研修員集団研修課程として,「職業訓練指導員コース」がすでに開講されていますが,もう一つのコースとして,このたび「ハイテクロボット制御コース」が開講され,その開講式が9月24日開催されました。

期間は平成8年9月24日から平成9年2月14日までで中国,コロンビア,マレーシア,メキシコ,パラグアイから6名が研修を受けています。

このコースの目的は,開発途上国においてロボット制御関係の職業訓練業務に携わる上級指導員を対象として,ロボット制御分野における先進技術及び関連知識を習得させることにあります。そして,当該研修員の帰国後の指導,訓練の質的向上を図ることでこの分野の人材養成を図り,ひいては各国の技術水準の向上に協力するものです。

コースの具体的内容は,工業用ロボット,産業自動化システム等の構成部及び制御技術等を習得すること,特にマイコン制御,フィードバック制御,シーケンス制御等に必要な各々の技術を実験をとおして学習することとなっています。

国費外国人留学生第5期生が来日

本校の長期課程には,平成4年度から始まった国費外国人留学生受入れ事業により,40名(表1)の国費外国人留学生が在籍しています。

表1
表1

これは,インドネシア,マレーシア,フィリピン及びタイの4ヵ国から毎年10名を受け入れる同事業に基づくものですが,さる10月1日には,その第5期生に当たる10名(表2)が来日しました。

表2
表2

この10名が国費外国人留学生として,長期課程で実際に勉学に励むのは来年4月からとなりますが,それまでの半年間にわたって日本語の研修を受けるため,毎年この時期に来日することになっています。

来日の翌日(10月2日)には,日本語研修の開講式が行われ,当日は,労働省職業能力開発局外国人研修推進室長,雇用促進事業団職業能力開発指導部長から,留学生へ励ましのお言葉をいただきました。

現在,留学生のみなさんは,一生懸命日本語の習得に励んでいます。

学位記伝達式

ご承知のとおり,学位授与機構の創設に伴い,平成3年度以降に本校の長期課程を卒業した者及び研究課程を修了した者に対しては,当人の申請に基づいて同機構による審査のうえ,学士及び修士の学位が授与されることとなっています。

平成7年度の長期課程卒業者に対しては,申請をした254名全員に学士の学位がすでに卒業時に授与されています。一方,研究課程修了者についても学位授与の申請をした25名に対して,学位授与機構による論文審査がこのたび終わり,その結果,申請者の全員に修士の学位が授与されました。その学位記の伝達式が9月24日校内で行われ,一人ひとりへ校長から手渡されました。

ページのトップに戻る