神奈川県内の4施設(神奈川雇用促進センター,ポリテクセンター関東,ポリテクカレッジ横浜港および能開大)は連携して,横浜市内の百貨店内で,さる7月9日~10日の2日間にわたり,それぞれの施設の広報に努めました。
これは,同百貨店で神奈川県が主催する「臨時大学求人情報コーナー」において,神奈川雇用促進センターが「職業ガイダンス」を実施する機会に併せて行われたもので,各施設の紹介,学生募集等の広報活動にあたりました。
なお,神奈川雇用促進センターにより当日の来場者を考慮し,主として若年求職者を対象とした相談援助のための能力開発支援コーナーも設けられました。
能開大では,毎年開発途上国の職業訓練指導員等のための研修コースが実施されています。
そのうち,今年度の「職業訓練指導員コース」では,現在25ヵ国より49名の海外技術研修員が,当大学校において,6コースに分かれて7ヵ月間の研修を受講中です。内容は,各コースごとの専門研修のほかに,夏の期間には研修員全員を対象とした,職業訓練指導員として必要とされる,指導技法や訓練システム,教材開発,視聴覚教材作成などの共通講義も実施されています。
7月23日にこの共通講義の一環としてソフトバレーボールの対抗試合を行い,日頃は接することの少ない職員も2チーム参加して交流を図り,大変な盛り上がりでした。
また,8月4日は古都鎌倉へバス旅行へ出かけ,鶴岡八幡宮や長谷の大仏などを見学し,日本の文化や歴史の一端に触れることができました。
そうしたなか,さる7月25日,国際協力事業団が主催する「高校生ODA実体験プログラム」の一環として,都立高校生12名と先生3名が当大学校を訪問,海外技術研修員の研修を見学しました。
このプログラムは,高校生にODAの現場を体験してもらい,国際協力に対する理解を深めてもらうことが目的です。当大学校としてもODAにより行われている技術協力の現場を高校生に見てもらうことは,大学校の活動を知ってもらううえにおいて意義のあることとして受け入れました。当日はキャンパス見学に続き,職業訓練指導員コースの研修現場を熱心に見学していました。
本誌7月号でお知らせしたように中国労働部・職業訓練指導員養成センタープロジェクトに関して,中国から3名のカウンターパートが来日,当大学校内で研修を受けていました。その期間は,5月19日からの約2ヵ月で,研修の分野は「制抑技術」「情報技術」および「自動車技術」でした。そして,このたび3人とも無事研修を終え,7月25日に修了式が行われました。
なお,さる7月8日同センターの落成式と第1期生の卒業式が天津で行われた旨の報道がありました。
さる7月16日,当大学校も会員となっている神奈川県工業技術研究機関連絡会から会員40名が来校しました。
同連絡会は,県内の企業や研究機関をはじめとして県内の大学等も会員となって,会員間で工業技術に関する意見交換および情報交換をすることにより県の工業振興に寄与すること等を目的とした団体です。
当日は,校内各実習室等の見学とともに,生産機械工学科松原教授による「当校におけるコンピュータ支援設計・生産システムの教育研究への展開」の講演を聴いていただき,当大学校の存在を大いにアピールすることができました。