平成9年8月7日(木)14時より能開大の第4会議室において標記委員会が開催されました。委員会には秀島編集委員長(研修研究センター所長),編集委員をはじめ編集部,オブザーバとして雇用促進事業団職業能力開発指導部担当専門役,発行元の雇用問題研究会の編集担当者にも参加いただき,活発な意見の交換が行われました。
委員会では,発行状況,編集業務,編集委員会の活動と経過,記事内容(特集),その他について議論しました。
来年の特集については,1号は10月23~24日に開催される“第5回職業能力開発研究発表講演会”,2号は“電気系の能力開発”とすることを決定しました。3号以降については,11月より開催する各ブロック編集委員会を経て決定することとしました。読者の皆さまからも来年の特集についてご意見,ご要望等がありましたら編集部までご連絡ください。
ブロック編集委員会は,東は11月5日ポリテクカレッジ青森にて,中は11月20日ポリテクカレッジ滋賀にて,西は12月4日ポリテクセンター大分にて開催することとなりました。
なお本年度の編集委員は以下の16名が担当いたしますので,投稿についてのお問い合わせ等がありましたらお近くの編集委員までお問い合わせください。
澤山 力(ポリテクカレッジ北海道)
伊藤 正昭(ポリテクカレッジ宮城)
細矢 正廣(山形県立産業技術短期大学校)
三嶋 幸彦(日産テクニカルカレッジ)
渡利 升秋(神奈川県立産業技術短期大学校)
谷口 雄治(能開大長期課程部)
中井 修(能開大研修研究センター)
鍛治 耕介(ポリテクセンター石川)
木下 正弘(静岡県立沼津技術専門校)
福岡 秀雄(ポリテクセンター中部)
山本 敏明(ポリテクセンター奈良)
平川 政利(国立吉備高原職業リハビリテーションセンター)
武市 淳(ポリテクセンター岡山)
坂本 好兄(ポリテクカレッジ高知)
久保 賢(長崎県立長崎高等技術専門校)
荒木 春己(大分雇用促進センター)
無体財産権(知的所有権)を考える!
無体財産権(知的所有権)とは,物権(物に対する権利),債権(他人に対してある権利を請求できる権利)と並び第三の権利であり,大別すると産業の振興に寄与する工業所有権法と文化の発展に寄与する著作権法およびその他の権利となっています。昨今の国家,企業に絡む国際貿易の問題,あるいはマルチメディアの発展等に関連してその重要性が増しているなか,われわれの回りでも発生している権利です。
当定期発行物でこの問題を取り上げ,その概要を事例を紹介しながら解説するとともに無体財産権に対して日常疑問に思われている事項,具体的にこの場合どのような対処が必要かなどのご質問を寄せていただき,可能な限りQ&A形式で誌面にて解答する予定です。
皆さまからのたくさんのご質問をお侍ちいたしておりますので,郵送またはFAXにて下記までお願いいたします。
〒229-11 相模原市橋本台4-1-1
職業能力開発大学校
研修研究センター 広報普及室宛
TEL 0427-63-9047 FAX 0427-63-9048
※36頁下へつづく
Vol.1として次号は,無体財産権の全体的な概要を以下の題目をあげて解説します。
「無体財産権(知的所有権)とは?」
Vol.2以降は,民間企業,教育訓練施設,個人等に関わる具体的な判例をあげながら工業所有権(特許権,実用新案権,意匠権,商標権),著作権(著作人格権,著作財産権)およびその他の権利について解説しながら,皆さまから寄せられたご質問に答えていきたいと思います。
生涯職業能力開発促進センター能力開発部第6開発室
桜井 博行氏