図13 システム構成図図14 環境測定器図15 環境数値表示装置図16 監視システム ダッシュボード図17 システム構成図度センサ(BME680,BOSCH),CO2センサ(MH-Z19C,Winsen Electronics)及びWi-Fiマイコンからなる環境測定器と,Bluetoothワットチェッカー(RS-BTWATTCH2,RATOC Systems),PC及び電子ペーパー付きWi-Fiマイコン(M5Paper,M5Stack Technology)から構成される。DBサーバにはInfluxDBを,データ可視化ツールにはGrafanaを用いた。環境測定器を図14に,環境数値表示装置を図15に,ダッシュボードを図16に示す。ワットチェッカーによって機能検査ステーションのロボットの消費電力を測定し,ダッシュボードに1か月間連続稼働した際のCO2排出量と排出されたCO2を吸収するのに必要な杉の木の本数を表示した。-23-5.5. 異物検知システム(2020年度)生産ラインに異物が混入すると,コンベヤの故障や作業員の人身事故につながる。そこで,コンベヤに投入される物体を認識し,異物が検出された際はステーションの運転を停止し,作業者に異常を通知する異物検知システムを開発した。システム構成図を図17に示す。システムは主に コンベヤを撮影するカメラ(Pi Camera,RS Components) と物体を認識するAIコンピュータ(Jetson Nano,NVIDIA)から構成される。物体認識にはYOLOv4を用い(2022年度はYOLOv5 を用いた。),異物として「ナット」,「スペーサー」,「IC」,「ボタン電池」,「電子回路基板」の画像をそれぞれ100枚ずつGoogle Colaboratoryを用いてラーニングさせた。異物検知結果表示画面を図18に示す。AIコンピュータ上で動作するYOLOがコンベヤ上を流れる物体の撮影像から異物を認識すると,PLC経由でステーションの運転を停止させ,作業者に画面表示と音声再生で異常を通知する。
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