図11 Line botにおけるシーケンス図図12 LINEによる稼働状況の通知例図13 非常停止ボタンを押したことによる通知参考文献ユーザがLINEにメッセージを送信しメッセージが送り返されるまでの流れを下記の図11に示します。ユーザがメッセージを送信するとLINEからWebhookを通じてngrokで公開されている端末にHTTPSリクエストを送ります。Webフレームワークによってエンドポイントに指定されているコールバック関数が実行されます。コールバック関数では電子署名の検証とWebhookHandlerの呼び出しを行い,”OK”を戻します。登録されたWebhookHandlerでは受信メッセージの解析や周辺回路の制御を行い,必要に応じてメッセージを返します。(line_bot_api.reply_messageメソッド)-9-[1] 令和2年度「機械・金属加工分野」人材育成研究会報告書 2020年 山梨職業能力開発促進センター[2] みんなのRaspberryPi入門第4版 石井 モルナ(著), 江崎 徳秀(著) リックテレコム発行ISBN-10:4865941134これまでのLINEを使用した稼働状況の取得では,ユーザが問い合わせをすることでLINEbotが応答する形式となっていました。ところがシステムエラーや何らかの要因により設備が緊急停止する状況が発生した場合は,問い合わせを待つことなく状況を通知することで手早くエラー要因を特定することができます。本コンクールで応募した教材を使用したセミナーは,普段からIT関連の職務に従事していない方でも安心して受講していただけるように課題テーマを検討しました。本テキストでは生産情報を開示するためのPLCプログラムは省略しております。したがって次年度以降は,制御関連セミナーとIoT関連セミナーを一つの体系にすることで受講者の細やかなニーズに対応したいと考えます。本テキストを使用して課題へ挑戦することで製造現場へのIoT導入の助力になるとともに,本テキストが若手指導員のIoT関連課題作成における参考の一つとなることを期待しております。6.LINE API7.通知機能の実装8.おわりに
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