4科合同作品実習作品校イベント・制作依頼 採用作品(菅原さん作)左から木村班長,佐々木校長,最優秀賞の菅原さん,渡邊先生4科合同で作品づくりを行っています。この企画を通じて,訓練生の技能・技術の向上はもちろん,他科との交渉力やコミュニケーション能力の向上が図られます。菅原さんが学んでいる色彩デザイン科は,昭和62年に専修訓練課程の塗装科として発足し,平成17年の施設移転に伴い普通課程の塗装系建築塗装科を基準科として誕生しました。建築物・自動車・木工品等いろいろな対象物に応じた塗装の知識や技術の習得を中心に,パソコンでのデザインや配色計画,木材やFRPを素材とした製品の製作等ができる実践的技術者を目指し,訓練を行っています。修了生は,塗装業(建築・路面標示・自動車板金・金属),広告美術・印刷業,内装業,木工業等で活躍しています。デザインのカリキュラムでは,建築塗装作業の配色計画やカスタムペインティングのデザイン,看板等のデザインや施工を行います。その他にも同校イ-37-ベント等のポスター,入校案内,地域活動のリーフレット等の制作依頼にも協力しています。実践的な課題をこなすことで,クライアントの要望を的確に把握し,自分のアイデアを形にする創造力が身についていきます。自分のものづくりに対する姿勢が,どのような影響を周囲に及ぼすのかを体感できる機会でもあり,この体験は将来の職業人として大事な学びになります。本年度の表紙デザイン募集には全国から96点の応募があり,厳正なる審査の結果,菅原涼介さんの作品が最優秀賞に選出されました。訪問当日には,ご多用の中,佐々木校長をはじめ,色彩デザイン科の木村班長,小森先生,渡邊先生にもご出席いただき,校長室をお借りし,ささやかながら表彰式を行わせていただきました。3.受賞者インタビュー
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