インタビュー風景実習風景-38--受賞してからの心境の変化はありましたか?美術大学附属の高校に通っていたので,そのころからデザインを学んでいました。これまで学んだこと,頑張ってきたことが最優秀賞の評価につながったと思うと,頑張ってきて良かったなと思いました。-元々,デザインを学んだりグラフィックソフトを使われていたのですか?高校ではビジュアルデザイン科に属していて,ソフトの使用歴がありました。部活では美術部絵画部門に所属しており,油絵やアクリル画での秋田県高等学校総合美術展 推奨受賞(3回)等の受賞履歴がありました。-秋田県立大曲技術専門校 色彩デザイン科に入学したきっかけは?将来を見据えた時に,これまで学んだデザインの基礎的な知識を活かしつつ,技術で稼げる道があると知り,入校を決めました。-学校生活はどうですか?実習では高校で学んだ知識を生かし,取り組んでいます。いろいろ実践的な技術が身についたと感じています。どの実習も楽しいです。訓練生数に対して,先生方の人数が多く,木村班長は工芸塗装や板金塗装、渡邊先生は建築塗装,小森先生は木工,小松先生は材料の知識が豊富といったように,いろんな知識を持っている先生方が一心にサポートしてくれているので,そういった事が技術を身につける後押しになっていると感じています。-はじめに「技能と技術」誌や表紙デザインコンテストはご存じでしたか?「技能と技術」誌は、この専門校に入って初めて知りました。-表紙デザインに応募したきっかけは?授業の一環で応募しました。同じクラスの仲間とは,作業中の作品をお互いに見て回ったり,割とみんな自由に意見しあったりしていました。隣の席には、昨年の表紙デザインで佳作を取った人がいて,その人とも意見を交わしました。-最優秀賞を知ったときの率直な感想を教えてください。他の訓練生がいる場で受賞を知り,みんなで喜びを分かちあいました。先生方も喜んでくださり良かったと思いました。今回の受賞が人生で初の1位でした。-作品のイメージは?太陽のイメージから発展させ,表現に羽ばたきの羽をレイアウトしました,球体を中心に,羽のレイアウトと遠近感を工夫し制作しました。-この作品を作る上で大変だった点を教えてください。今年の猛暑期間に,他の作品製作と並行し,表紙デザインの作業もしていたため,時間の制約があり大変でした。塗装の課題との並行作業だったので,作品を乾燥している時など,時間を見つけ,表紙デザインの作業を進めました。
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